今秋ドラフトの超目玉、最速158キロ右腕の石垣元気投手と、2024年センバツ優勝の立役者である佐藤龍月投手の健大高崎コンビが18日、日本高野連にプロ志望届を提出したことが公示された。
世代No.1右腕・石垣投手、満を持してプロの世界へ
世代最強右腕として注目をされ続けてきた石垣元気投手が、ついにプロの舞台への挑戦を決断した。U18ワールドカップでは日本の守護神として大車輪の活躍を見せ、3試合に登板し防御率0.95を記録。米国との決勝戦では自己最速に迫る157.9キロを計測するなど、世界を相手にその剛腕を証明した。
今夏は群馬大会と合わせて7イニングしか投げていないが、甲子園では最速155キロをマークしており、U18W杯の決勝のアメリカ戦でも4回途中からリリーフして3回1/3をノーヒット(1失点)に抑えるなど少し長いイニングも投げており、故障などの不安も無い。そのポテンシャルによって、逆に最後の夏は登板機会が少なかったが、この世代ナンバーワンは疑いようがない。10月23日のドラフト会議では、複数球団による1位指名競合が確実視されている。
センバツV左腕・佐藤もプロ一本
また、その石垣投手と共に2024年春のセンバツでチームを全国制覇に導いた左腕の佐藤龍月投手もプロ志望届を提出した。甲子園の大舞台で見せた勝負強いピッチングは高く評価されている。昨夏にトミー・ジョン手術に踏み切り、長いリハビリ期間を経てこの夏は投手としても登板しており、最速147キロの球速も140キロ中盤まで戻ってきている。
高校からプロ入りへ強い想いを持っており、早いタイミングでのトミー・ジョン手術を決断した。もう少し時間があったら左腕として世代トップと評価されていたと思うが、今年は芹澤大地投手(高蔵寺)、桑山晄太朗投手(津田学園)、西村一毅投手(京都国際)といった注目左腕がプロ志望届を提出しない模様で、江藤蓮投手(未来富山)、奥村頼人投手(横浜)、鈴木蓮吾投手(東海大甲府)などと共にドラフト2位〜4位あたりで指名されそうな左腕投手として注目される。
ドラフト当日、健大高崎の会見会場では、大きな歓声が沸き起こるのは間違いない。
石垣 元気 プロフィール
- 氏名:石垣 元気(いしがき げんき)
- 所属:健康福祉大学高崎高校 3年
- ポジション:投手
- 投打:右投右打
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト1位候補。最速158キロ。U-18 W杯で日本の守護神として準優勝に貢献し、防御率0.95を記録。
佐藤 龍月 プロフィール
- 氏名:佐藤 龍月(さとう りゅうげつ)
- 所属:健康福祉大学高崎高校 3年
- ポジション:投手
- 投打:左投
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。2024年選抜高校野球大会でチームを優勝に導いたエース左腕。




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