健大高崎・佐藤龍月投手が巨人・ヤクルトと面談、「思っていたより評価していただいた」

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今秋ドラフト候補、健大高崎の2024年センバツ優勝左腕・佐藤龍月投手(3年)が22日、12球団の先陣を切って巨人、東京ヤクルトとの面談に臨んだ。面談前のブルペン投球では自己最速に迫る145キロを計測するなど、左肘手術からの完全復活をアピール。ドラフトへ向けて着実に進んでいる。

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復活の145キロ、巨人・ヤクルトが高評価

9月18日にプロ志望届を提出し、ついに運命の秋が始まった。22日、佐藤龍月投手は巨人と東京ヤクルトの2球団と面談。その前に行ったブルペン投球では、自己最速147キロにあと2キロと迫る145キロをマークし、左肘のトミー・ジョン手術からの完全復活を印象付けた。

面談では、自身のセールスポイントなどを話したといい、「それぞれの球団の特徴を聞くことができたので、すごく良い時間になりました」と有意義な時間を振り返った。また、2年夏に手術を受けながらも計画的に復帰を果たした精神力も高く評価されたという。面談を終えた左腕は「自分が思っていたより評価していただいて、ちょっとうれしかったです」と、満面の笑みを見せた。

栄光とリハビリを乗り越えて運命の日へ「最善を尽くす」

佐藤投手は2年春のセンバツで、決勝までの22イニングを無失点に抑える圧巻の投球でチームを甲子園初優勝に導いた。しかし、その夏に左肘のトミー・ジョン手術を決断。長いリハビリ期間を経て、今夏の群馬大会で本格復帰を果たし、甲子園で再び登板を果たした。

栄光と苦難の両方を経験した左腕がはドラフト会議まで約1ヶ月、「あっという間に来たなという感じ。まだまだアピールできるところがあると思うので、あと1カ月しっかり最後まで最善を尽くしたいと思います」と話した。

高校2年夏にトミー・ジョン手術を行うという決断をしたもの、強いプロ志望があり、ドラフト会議から逆算しての計画だったことは間違いない。いよいよその夢が叶うときがきた。

体は大きくない左腕投手だが、最速147キロの速球と変化球のキレの良さは素晴らしく、ドラフト会議では将来性を評価する左腕として、江藤蓮投手(未来富山)、鈴木蓮吾投手(東海大甲府)、奥村頼人投手(横浜)と比較されていく。肘の故障と手術による1年間のリハビリ期間はあったものの、トミー・ジョン手術を受けて復帰したことはむしろアドバンテージとも言えそうで、ドラフト会議では3位前後での指名になるのではないかと予想する。

佐藤 龍月 プロフィール

  • 氏名:佐藤 龍月(さとう りゅうが)
  • 所属:健康福祉大学高崎高校 3年
  • 出身:神奈川県川崎市
  • ポジション:投手
  • 投打:左投左打
  • 身長・体重:173cm・73kg
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速147キロ左腕。2024年選抜高校野球大会で優勝投手。2年夏に左肘トミー・ジョン手術を経験し、今夏復帰した。U-15日本代表経験あり。
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「ちょっとうれしかった」笑顔の理由は?健大高崎佐藤龍月が巨人、ヤクルトと面談 ブルペンで145キロ! - スポニチ Sponichi Annex 野球
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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