神戸国際大付・宮田卓亜投手がノーヒットノーラン、137キロ左腕が5年ぶりセンバツ決める

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秋季近畿大会は26日に準々決勝が行われ、神戸国際大付(兵庫1位)が橿原学院(奈良3位)を3-0で下し、ベスト4に進出。2021年以来5年ぶりとなる来春の選抜出場を当確させた。この試合、背番号11の2年生左腕・宮田卓亜投手が圧巻の投球を披露。7回までパーフェクト、9回を2四球のみ、11奪三振でノーヒットノーランを達成した。

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雨中の快投、7回までパーフェクト

土砂降りの悪コンディションも、背番号11の左腕を止めることはできなかった。宮田卓亜投手は初回から2者連続三振を奪うと、3回には三者連続三振。最速137キロながら、回転のきれいな直球とキレのあるスライダー、チェンジアップを武器に、橿原学院打線を完璧に封じ込めた。

圧巻だったのは7回までの投球。一人の走者も許さないパーフェクトピッチングで、試合の主導権を完全に握った。8回先頭にこの日初めての四球を与えて完全試合は逃したが、動じることなく後続を断ち切る。終盤、雨脚が強まりマウンドがぬかるむ中でも、「結構ボールも滑ったんですけど、力を抜いてピッチングをしました」と冷静に対処。9回にも四球を許したが、最後の打者を二ゴロに打ち取り、自身初となるノーヒットノーランを達成した。

度重なる故障を乗り越え、掴んだ快挙

1年春からベンチ入りするなど期待されながらも、度重なる故障に泣かされてきた。1年夏前に左肩と肘を痛めると、復帰した秋にも再び肘を故障。中学時代から抱えていた違和感もあり、投球に消極的になる時期もあったという。今夏は代役で背番号1を背負ったものの、今秋は「11」。エースナンバーはライバルの秋田依吹投手に譲り、県大会準々決勝では3回途中3失点KOと悔しい思いもした。

しかし、この日は違った。「立ち上がりから順調に行けたので、自分的には最高だった」と胸を張った左腕。その快投に青木尚龍監督も「高校生は何かのきっかけですごく良くなる。楽しみ」と目を細めた。

エースナンバー奪還へ

この勝利で、楽天7位指名を受けたOBの阪上翔也選手らを擁した2021年以来、5年ぶりとなるセンバツ出場が当確となった。それでも宮田投手は「背番号1(を他選手に譲ったこと)は悔しい。センバツでは取り返したい」と、エースナンバー奪還への闘志を燃やす。「次の試合も勝って近畿1位で、冬もさらにレベルアップしていきたい」。ノーノー左腕の挑戦は、まだ始まったばかりだ。

宮田 卓亜 プロフィール

  • 氏名:宮田 卓亜(みやた とあ)
  • 所属:神戸国際大学附属高校 2年
  • 出身:高知県高知市
  • ポジション:投手
  • 投打:左投左打
  • 身長・体重:171cm・77kg
  • 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。最速137キロの左腕。秋季近畿大会準々決勝でノーヒットノーラン(2四球11奪三振)を達成。7回までパーフェクトピッチングを見せた。
2026年度-高校生投手-左投のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します

httpss://www.sanspo.com/article/20251026-PMT3MHRXPNHFROVULSQZ6NFUKQ/?outputType=theme_highschoolbb

httpss://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202510260001064.html

httpss://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/10/27/kiji/20251026s00001002349000c.html?page=1

httpss://hochi.news/articles/20251026-OHT1T51264.html?page=1

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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