【高校野球】北海道の夏が変わる、来夏から地区予選廃止で「完全トーナメント化」、決勝はエスコンF

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北海道高校野球連盟は11月21日、札幌市内で理事会を開き、2026年の夏(第108回大会)から北北海道大会と南北海道大会における「地区予選」を廃止し、最初から一つのトーナメント表で争う「一本化」の導入を正式に決定した。これにより、長年続いた「地区代表」を決めてから全道大会へ進む方式が撤廃され、初戦から甲子園出場までが一続きの戦いとなる。準決勝と決勝は、日本ハムの本拠地・エスコンフィールド北海道で行われる。

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「地区予選」消滅、一発勝負のトーナメントへ

北海道の高校野球が大きな転換点を迎える。これまで北海道では、札幌、函館、旭川、十勝など各支部の予選を勝ち抜いた代表校(北16校、南16校)が、それぞれの「北北海道大会」「南北海道大会」に進出する2段階方式を採用してきた。しかし、地区によって参加校数に差があり、甲子園にたどり着くまでの試合数にバラつきが生じていたことが課題となっていた。

この不公平感を解消するため、来夏(2026年)からは地区予選という枠組みを撤廃。北・南それぞれの大会を最初から一本のトーナメントとして実施する。これにより、すべての学校が同じスタートラインから「北海道の頂点」を目指すことになる。

「札幌対決が函館で」も現実に? 3回戦から他地区と激突

新しい大会方式では、移動負担などを考慮し、1・2回戦は各地区の球場で「同地区同士」の対戦となる。しかし、ベスト32が出揃う3回戦以降は状況が一変する。2026年の場合、南大会は「札幌麻生」「函館オーシャン(千代台)」、北大会は「旭川スタルヒン」「帯広の森」と会場が集約され、ここから他地区の学校との対戦が発生する。

横山泰之専務理事は「函館会場で札幌同士の対戦も十分あり得る」と説明。これまで「全道大会」まで進まなければ実現しなかったカードが、大会中盤で見られる可能性が出てくる。

聖地・エスコンフィールドで決着、4強には宿泊補助も

クライマックスの舞台は、球児たちの憧れ「エスコンフィールド北海道」だ。7月17日から21日にかけて、北・南それぞれの準決勝と決勝が同球場で開催される。

また、全道各地から勝ち上がってくるチームを支援するため、ベスト4に進出したチームには道高野連から宿泊費の補助(予算約500万円)が出ることも決定した。抽選会も一本化され、6月上旬には甲子園までの道のりがすべて決まる「一発抽選」となる。ドラマチックな夏の到来に、北国の高校野球界が熱く燃え上がりそうだ。

2026年夏 新・南北北海道大会のポイント

  • 地区予選の廃止: 全チームが最初から本大会のトーナメントに参加。
  • 組み合わせ: 地区予選と全道大会で分かれていた抽選を一本化。一度に決勝までの山組が決まる。
  • 試合会場の推移:
    • 1・2回戦:各地区の球場(同地区対決)
    • 3回戦~準々決勝:指定された拠点球場(他地区との対戦あり)
    • 準決勝・決勝:エスコンフィールド北海道
  • 日程(予定):
    • 6月20日~29日:1・2回戦
    • 7月7日~13日:3回戦~準々決勝
    • 7月17日~21日:準決勝・決勝
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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