高校野球の対外試合が最後となる11月30日、来春の選抜出場を確実にしている山梨学院高校が甲府市内で年内最後の練習試合を行い、関甲新学生野球リーグの松本大学にサヨナラ勝ちを収めた。来秋ドラフト1位候補の最速152キロ右腕・菰田陽生選手(2年)がこの試合に「3番・三塁」で出場し、大学生相手に2安打2打点とバットで貢献した。来春センバツから導入される指名打者(DH)制での歴史的快挙に意欲を見せた。
二刀流の怪物、DH制で「甲子園初アーチ」の野望
投げては最速152キロ、打っても高校通算本塁打を量産する二刀流・菰田陽生選手。この日は野手として出場し、格上の大学生相手にマルチ安打と打点を記録。「全国舞台(明治神宮大会)でいい経験をさせていただいたので、反省点を直していきたい」と、年内ラストゲームを良い形で締めくくった。
来春のセンバツからは、試験的にDH制が導入される。菰田選手がDHとして先発出場すれば、救援登板の際にブルペンで入念な準備ができるという大きなメリットがある。さらに、抽選次第ではあるが「高校野球のDH出場選手としての甲子園初安打・初本塁打」という記録も狙える。「一つの楽しみとして“初”を狙いたい。やっぱり初ホームラン(の称号)が欲しい」と、新たな歴史に名を刻むことに照準を定めている。
1年生・古川らが猛アピール、激化するDH争い
新制度導入はチーム全体の活性化にも繋がっている。この日の試合では、「1番・DH」で出場した1年生の古川颯太郎選手がサヨナラ打を含む3安打2打点と大暴れ。さらに左の強打者・高橋輝選手(2年)も「6番・DH」でスタメンに名を連ねた。
吉田健人部長は「どのチームにも必ず打撃だけは良い子がいる。その子たちが頑張るモチベーションになる」と新制度を歓迎。菰田選手を含めたハイレベルな「指名打者争い」が、関東王者の打線をさらに強力なものにしている。
来年のドラフト1位
今年のセンバツでは152キロを記録し、そのポテンシャルの高さを存分に見せた。そして野手としては春は一塁手で出場し、この明治神宮大会は三塁手としてプレーをしている。一発のある長打力も含めて、大谷翔平選手のようなスケールの大きさがあり、来年のドラフト会議での1位指名は必至だ。
投手としてはセンバツ以降に故障などにより本来の投球ができなくなっているのを、この冬に取り戻して欲しいと思うし、打撃ではやはり来年のセンバツで、甲子園でのホームランを見たい。春にどのような姿で登場してくるのか、楽しみに待ちたい。
菰田陽生 プロフィール
- 氏名: 菰田 陽生(こもだ・はるき)
- 所属: 山梨学院高校(2年)
- 出身: 千葉県(宇佐美中卒)
- ポジション: 投手・三塁手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 194cm、99kg
- 主な特徴や実績: 最速152キロの直球を誇る本格派右腕でありながら、強打の三塁手としても活躍する二刀流。明治神宮大会でも登板。来秋ドラフトの1位候補として注目される。











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