常葉大橘高校(静岡)で1年時からレギュラーとして活躍した山本雅人遊撃手(3年)が、神奈川大学野球連盟の強豪・関東学院大学経営学部のスポーツ推薦入試に合格したことがわかった。攻守で存在感を示した万能内野手は、「強いチーム相手に下克上がしたい」と闘志を燃やし、大学野球での神宮大会出場と4年後のプロ入りを誓った。
「もっと高いところへ」悔しさバネに神宮目指す
進学先の関東学院大学は、神奈川大学野球リーグで通算56度の優勝を誇る名門で、今秋もリーグ2位で関東地区大学選手権に出場したが、19年秋以来のリーグ制覇からは遠ざかっている。
山本雅人選手は、今夏は県3回戦で東海大静岡翔洋に逆転負けを喫して涙をのんだが、「もっとより高いところへ行きたくなり、強いチーム相手に下克上がしたい」と、高校時代の悔しさを晴らすべく、関東学院大から神奈川大学リーグを制して神宮(全国)へにいく思いを強くした。
豪快スイングと万能守備、目指すは「ベストナイン」
山本選手の持ち味は、初球から振っていける決断力と豪快なスイングだ。昨年11月に行われたの静岡の高校野球で行われるSリーグで3本塁打を放って覚醒すると、勝負強さを武器にチームを牽引してきた。
守備面でもその大会で注目され、「守備ができることを評価していただきました」とショートとして評価されるようになった。内野ならどこでもこなせる器用さを持ち、「遊撃手が希望ですが、攻守の要として活躍する姿を思い描く」。目標には「最終的にベストナインを獲ります」と掲げ、リーグを代表する選手への成長を期す。
恩師への感謝、4年後のプロ入りで「恩返し」
4年間の大学生活の先に見据えるのはプロの世界だ。「自分に期待して指導してくれた片平先生(常葉大橘監督)や利さん(高橋コーチ)に4年後、プロへ行って恩返しがしたい」。強打で思い切りの良い打撃ができる遊撃手として成長し、4年後のドラフト会議で名前が呼ばれる事を期待したい。
山本雅人 プロフィール
- 氏名: 山本 雅人(やまもと・まさと)
- 所属: 常葉大学附属橘高校(3年)
- 進路: 関東学院大学(神奈川大学野球連盟)
- 出身: 静岡県西伊豆町(西伊豆中・下田ボーイズ卒)
- ポジション: 内野手(遊撃手・二塁手)
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 176cm、72kg
- 主な特徴や実績: 1年秋から二塁手レギュラー、3年春から遊撃手。50m6秒1の俊足とパンチ力ある打撃が魅力。目標は4年後のプロ入り。
関東学院大 山本 新天地合格 ー スポニチ静岡版紙面






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