昨春のセンバツ大会で19年ぶりの優勝を飾った横浜高校(神奈川)が6日、横浜市内の同校グラウンドで2026年の練習をスタートさせた。最速154キロを誇る来秋ドラフト1位候補・織田翔希投手(2年)は、「横浜高校歴代1位」の投手を目指すと宣言。主将の小野舜友内野手(2年)は、センバツ連覇と日本一への並々ならぬ決意を語った。
織田翔希投手には既にMLB6球団が視察
世代No.1右腕・織田翔希投手の始動は、強烈な刺激とともにあった。年末、横浜高OBである大橋秀行会長の縁で、ボクシングの“モンスター”井上尚弥選手のスパーリングを見学。「異世界です。張り詰めた空気が本当にすごくて。勉強になりました(スポーツ報知)。」と、世界最強のボクサーが放つ闘争心と緊張感を肌で感じ、勝負師としての魂を刻み込んだ。
織田投手は最速154キロの速球を投げ、昨年春のセンバツでチームの優勝に大きく貢献した。すでにメジャーリーグ6球団のスカウトが視察に訪れるなど、日米争奪戦の様相も呈しているが、本人は「目の前の選抜に向けてやっている(サンケイスポーツ)。」と足元を見つめる。今年の漢字に「一」を掲げ、「全て“一”にこだわった先に優勝も生まれる(スポニチ)。」と、エースとしてチームを勝たせる投球を誓った。
村田浩明監督も「横浜高校歴代1位と言われるくらいの投手にしたい(スポーツ報知)。」と、松坂大輔氏や涌井秀章投手(中日)ら偉大な先輩を超える成長を期待している。
主将・小野舜友選手、センバツ出場を信じて
一方、チームを率いる小野舜友主将は、昨秋関東大会準々決勝で敗れ、あと一歩でセンバツ当確を逃し、現在は出場できるかどうかを待つ状態で、ナイン全員が不安な心境になっている事に、強い気持ちを示す。
この日の練習前には、名将・渡辺元智元監督からドジャース・大谷翔平選手を例に挙げた訓示があった。「大谷選手は、チームのため、人のため。人の見えないところで自分に厳しいものを課している。その思いはマネをしてもいいと思う(日刊スポーツ)。」と話し、「いつの時も厳しい状況にトライしていかないと何も得ない。それ以上のことを望むのであれば、もっと高い目標をもって、毎日毎日、1球入魂。やっていかないといけないな(日刊スポーツ)」と、不安な状況の中でも高い目標を持って眼の前の1球に集中することが大切と話した。
小野主将は前を向く。「渡辺元監督には、とにかく目標だ。そこだけはブレるな、といつも言われます。それに向けてやっていけば、どんなキツいことでも乗り越えられると信じて練習します」と話し、「もし選んでいただけたら、絶対に日本一をとりたい。妥協は一切なし。去年は先輩たちに最高の景色を見せていただきましたが、今度は自分たちの代で優勝をつかみとれるようやっていきたい(日刊スポーツ)。」と話した。
織田投手も「監督さんは常におっしゃっているんですけど、やっぱり信じてやるしかない。チームでもそういう気持ちでやっているので、自分も選ばれた際には悔いのないような、圧倒できるような投球ができるように、今この時間を過ごしています」(スポーツ報知)と話した。
ドラフトに向けて
まずはセンバツ、という状況の中でそれぞれの選手の進路についての話しは無かったが、織田投手は間違いなく今年のNo.1右腕投手で、プロでも松坂大輔投手を目指せる投手だろう。また、小野選手も世代屈指の内野手で、確実性もあり勝負強い打撃が注目される。
さらに、昨年もショートのレギュラーを務めた池田聖摩選手も、150キロを越す球を投げる強肩で打撃も強い。今年は昨年以上の守備での安定感と共に、投手としても不安定さを無くしてチームの勝利に貢献することが求められるが、ポテンシャルの高さからして、プロ志望をすれば今年のドラフト会議で指名される位置にいると思う。
ただし、横浜高校は昨年の阿部葉太選手、奥村凌大選手、為永皓選手や、その上の椎木卿五、緒方漣選手、萩宗久選手選手なども進学をしており、織田投手以外の選手が今年、プロ志望をする可能性は低いのではないかと見られる。
織田翔希 プロフィール
- 氏名: 織田 翔希(おだ・しょうき)
- 所属: 横浜高校(2年)
- 出身: 福岡県北九州市
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 185cm、78kg
- 主な特徴や実績: 最速154キロの直球を武器にセンバツ優勝、夏甲子園8強に貢献。メジャーも注目する世代No.1右腕。
小野舜友 プロフィール
- 氏名: 小野 舜友(おの・しゅんすけ)
- 所属: 横浜高校(2年)
- 出身: (詳細不明)
- ポジション: 内野手(主将)
- 投打: (詳細不明)
- 主な特徴や実績: 強いリーダーシップでチームを牽引する主将。昨秋関東大会では1番打者として活躍。












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