昨夏の福岡大会で準優勝した九州国際大付属高校の前主将・三宅巧人内野手(3年)が、今秋から米アリゾナ州のイースタンアリゾナ大学へ留学し、野球を続けることがわかった。強打の内野手として活躍した逸材は、憧れのスーパースター・イチロー氏からの「若いうちにやった方がいい」という言葉に背中を押され、海を渡る決意を固めた。
イチロー氏が後押し「若いうちにやった方がいい」
三宅巧人選手の決断を決定づけたのは、昨年11月に同校を訪れたイチロー氏との対話だった。勇気を振り絞って米国進学の意向を伝えると、「最初は絶対に苦労する。でも自分の視野が広がって、もっと日本を好きになる。若いうちにやった方がいいよ」と温かい言葉が返ってきた。
さらに「君が評価されたのは米国で活躍している日本人のおかげ。日本人代表として自覚を持ってほしい」という重みのある言葉も授かり、「やるしかない」と腹を括ったという。
先輩・森井翔太郎の影響、8校からオファー
川崎で育った三宅選手は関東の名門・武蔵府中リトルでプレーし、小学6年時に横浜DeNAジュニアに選抜された。米国挑戦を考えたのは、小学生時代のチームの先輩で、高校卒業後にアスレチックスと契約した森井翔太郎選手(桐朋高卒)の存在で、「米国でやるのもいいなあ」と思い始めた頃、楠城祐介監督からの提案もあり留学を決断。プレー動画を送ると8校からオファーが届き、好条件を提示したイースタンアリゾナ大を選んだ。同大学野球部では初の日本人選手となる。
三宅選手は、180cm84Kgの大型遊撃手で、2年時には4番を打ち高校通算15本塁打を誇る。「広角に打つ打撃と勝負強さが持ち味。速い球に負けない自信はある」と話す。昨夏は福岡大会の決勝で敗れ、その後、プロ志望届の提出も検討したが、アメリカの大学への進学を決め提出しなかった。
日米でのドラフト指名目指す
近年では花巻東で140本のホームランを放った佐々木麟太郎選手が、プロ志望届を出さずにスタンフォード大に進学し、今年のNPBのドラフト会議で福岡ソフトバンクと横浜DeNAにドラフト1位指名された。また、智弁和歌山からハワイ大に進学した武元一輝投手は、昨年のMLBのドラフト会議でアスレチックスに19巡目で指名された。
アメリカの大学で日本のプロ野球とMLBを目指す道も徐々に太くなってきており、三宅選手もそれを目指す。来年9月の入学に向け、「野球も勉強も」全力で挑み、将来的な日米でのドラフト指名を目指す。
三宅巧人 プロフィール
- 氏名: 三宅 巧人(みやけ・たくと)
- 所属: 九州国際大付属高校(3年) → イースタンアリゾナ大学(留学予定)
- 出身: 神奈川県川崎市(横浜緑シニア卒)
- ポジション: 内野手(三塁手)
- 投打: 右投左打
- 身長・体重: 179cm、83kg
- 主な特徴や実績: 高校通算15本塁打の強打者。U-12日本代表、DeNAジュニア経験あり。3年夏は主将として福岡大会準優勝。







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