第98回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が1月30日に行われる。吉報を待つ候補校の中には、昨秋のドラフト会議で阪神タイガースから1位指名を受けた立石正広選手の母校・高川学園(山口)や、2023年ドラフト1位の伊原陵人投手やエース・村上頌樹投手を輩出した智弁学園(奈良)、2012年のドラフト1位・藤浪晋太郎投手の大阪桐蔭(大阪)など、阪神ドラフト1位投手の後輩が春の甲子園で主役の座を狙う。
高川学園・木下瑛二、「4番・エース」の二刀流で雪辱へ
阪神ドラフト1位・立石正広選手の後輩にあたるのが、高川学園の木下瑛二投手(2年)だ。最速146キロを誇る直球と、高校通算本塁打も放つ打撃センスを兼ね備えた「4番・エース」。松本祐一郎監督も「打撃成績も木下が一番。DHは必要ない」と全幅の信頼を寄せる。
高校進学時に20校以上から声をかけられたという木下投手、昨夏の甲子園で140キロを超す速球を投げて注目された。しかし、3回戦の日大三戦では5失点KO。「緊張などで、感じたことのない変な感覚に陥った。心の中でやばい、やばいと思っていました(スポニチ)」と話し、これまで経験のしたことの無い状況となった事に、何かを変える必要を感じたという。
その一つに「周りを見られていないと気付いた」(スポニチ)と、周りが見えていなかった事、秋は意識して周りの野手を見ながらプレーすると、昨秋の中国大会では3試合連続完投で準優勝に貢献した。「選抜では夏と違う投手になれていると思います(スポニチ)。」と話す。先輩・立石選手がアーチを描いた甲子園で、木下投手もヒーローになる。
智弁学園・杉本真滉、伊原超えの評価で「高卒でプロ」目指す
阪神・伊原陵人投手や村上投手の母校、智弁学園のエースは最速149キロ左腕・杉本真滉投手(2年)だ。小坂将商監督が「全てにおいて杉本の方が(高2時点の)伊原より上」と断言するほどの逸材で、昨秋近畿大会では準優勝に導いた。
目標は「選抜で150キロ出したい(スポニチ)。」と話し、昨夏甲子園で注目された沖縄尚学・末吉良丞投手や聖隷クリストファー・高部陸投手ら同世代の左腕ライバルに対し、「割って入ろうと思っています。」と対抗心を燃やす。
目指す進路は違う。伊藤投手や村上投手のように大学には進学せず、「高卒でプロに行きたい」と話す。センバツで全国デビューを果たし、そこで圧倒的な投球を見せれば、末吉投手や高部投手と並ぶ左腕BIG3として、ドラフト会議でも注目の投手となりそうだ。
大阪桐蔭・吉岡貫介、「甲子園最速156キロ」へ視界良好
藤浪晋太郎投手(現DeNA)ら多くのドラフト1位を輩出してきた大阪桐蔭では、最速153キロ右腕・吉岡貫介投手(2年)が牙を研ぐ。「甲子園最速の156キロを出したい(スポニチ)。」と、昨夏に健大高崎・石垣元気投手(現ロッテ)が記録した155キロの更新を視野に入れる。
今年も全国から注目投手が集まりそうなセンバツ大会、出場校発表が明日だ。
注目選手 プロフィール
木下 瑛二(きのした・えいじ)
- 所属: 高川学園高校(2年)
- 出身: 香川県高松市
- 投打: 右投右打
- 特徴: 最速146キロの直球と長打力を持つ二刀流。昨夏甲子園経験者。
杉本 真滉(すぎもと・まひろ)
- 所属: 智弁学園高校(2年)
- 出身: 兵庫県明石市
- 投打: 左投左打
- 特徴: 最速149キロの本格派左腕。監督から「伊原陵人以上」の評価を受ける。
吉岡 貫介(よしおか・かんすけ)
- 所属: 大阪桐蔭高校(2年)
- 出身: 大阪府大東市
- 投打: 右投右打
- 特徴: 最速153キロ右腕。甲子園最速記録の更新を狙うドラフト上位候補。









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