第98回選抜高校野球大会の出場校選考委員会が1月30日に行われ、近江高校(滋賀)が2年ぶり8度目の出場を決めた。昨年から指揮を執る小森博之監督(42)の新体制となってからは初の甲子園。プロ注目の最速148キロ右腕・上田健介投手(2年)と、高校通算26本塁打の強打の捕手・杉本将吾主将(2年)のバッテリーを中心に、悲願の滋賀県勢初優勝を目指す。
エース上田、「150キロ」と「ツーシーム」で聖地へ
吉報が届いた雪のグラウンドで、エース・上田健介投手は熱い目標を口にした。「(150キロを)出したいです。それが目標です(日刊スポーツ)。」
サイド気味のスリークオーターから投げ込む直球は最速148キロ。昨秋の公式戦では6試合41回を投げ3完投とタフネスぶりを発揮し、県大会優勝と近畿ベスト8入りの立役者となった。この冬は下半身強化で球速アップを図るとともに、強打者封じのためにツーシームを習得中。「感覚はどんどん良くなっている(日刊スポーツ)」と手応えを感じている。
昨年8月の練習試合では日大三島を相手にノーヒットノーランも達成した実力派。「全部自分で投げ切って、誰でも抑えられる投球をしたい(日刊スポーツ)。」と、大黒柱としての自覚は十分だ。
甲子園を知らない世代、小森監督と「一丸」で掴んだ切符
長年チームを率いた多賀章仁前監督が勇退し、小森監督が就任して1年目。現役部員は甲子園の土を踏んだことがなく、杉本主将も「最初は“どうなるかな…”と不安しかなかった(スポニチ)。」と振り返る。
しかし、エース上田の好投がチームに勇気を与え、打線も呼応して成長。近畿大会では強豪との接戦を演じ、選抜切符を勝ち取った。01年夏準優勝時の主将である小森監督は、DH制の導入についても「使います(スポニチ)。」と明言。「野手の使い方の可能性が広がる」と、選手層の厚さを活かした采配で聖地に挑む。
「選抜では相手に向かっていく野球を貫きたい(スポニチ)。」と杉本主将。新生・近江が、びわ湖ブルーの旋風を巻き起こす。
上田健介 プロフィール
- 氏名: 上田 健介(うえだ・けんすけ)
- 所属: 近江高校(2年)
- 出身: 兵庫県明石市(枝吉パワーズ・神戸中央シニア卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 177cm、84kg
- 主な特徴や実績: 最速148キロの直球とカットボール、スライダーを操る。練習試合でノーヒットノーラン達成。目標は150キロ。
杉本将吾 プロフィール
- 氏名: 杉本 将吾(すぎもと・しょうご)
- 所属: 近江高校(2年)
- ポジション: 捕手(主将)
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 高校通算26本塁打の強打と強肩を兼ね備える捕手。主将としてチームを統率。









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