3月7日に高校野球の対外試合が全国で解禁され、第98回選抜高校野球大会に出場する山梨学院高校(山梨)が同校グラウンドで加藤学園(静岡)と練習試合を行い、11-4で勝利した。今秋のドラフト上位候補として注目される最速152キロの大型二刀流・菰田陽生投手(新3年)は「4番・投手(DH兼用)」で先発出場。4回を投げて7安打3失点、最速は143キロにとどまり本人は「ふがいない」と猛省したが、視察に訪れたNPBスカウト陣からは変わらぬ高評価が寄せられた。
「ただ投げているだけ」143キロ止まりに悔しさ露わ
身長194センチの菰田陽生投手が、今年初の対外試合マウンドに上がった。しかし、このオフは投手練習に重きを置いてきただけに、その投球内容は本人にとって納得のいくものではなかった。
4イニングを投げて7安打3失点。昨夏の甲子園で152キロをマークした直球も、この日の最速はスカウトのスピードガンで143キロ止まり。「内容のないピッチングでした。冬にやってきた練習の成果を出すことができず、ただ投げているだけという感じでした(スポーツ報知)」と悔しそうに振り返り、「ふがいないピッチングをしてしまった。やってきたことが出せなかった(中日スポーツ)」と猛省した。なお、打撃では4打席に立ち、2打数無安打2四球という結果だった。
NPB7球団9人が熱視線、スカウト評価は揺るがず
本人は不完全燃焼に終わったが、ネット裏には日本ハムや阪神、ロッテなどNPB7球団9人のスカウトが集結。ドラフトの主役候補の春初戦を見守り、そのポテンシャルに対する評価は揺らいでいない。
北海道日本ハム・坂本晃一スカウト:「投球フォームのバランスは悪くない。センバツでは150キロを出してくるでしょうし、上位候補であることは間違いありません」
千葉ロッテ・榎康弘アマスカウトディレクター:「変化球をほとんど投げていなかったし段階を踏んでいると思う。センバツも含めて成長を見ていきたい」
吉田監督「甲子園に行けば違ってくる」と大舞台に期待
吉田洸二監督も初戦の結果に焦りはない。「冬の間に練習したボールをもっと投げてほしかったが、最初はこんな感じかな。甲子園に行けば、また違ってくるでしょう(中日スポーツ)」と、独特の緊張感と熱気に包まれる聖地でのギアチェンジを思い描いた。
開幕まで2週間を切ったセンバツ大会。悔しさを味わった初実戦を糧に、世代屈指の二刀流が甲子園で本来の輝きを放つ準備を進める。まずは昨年のような投球を見たい。
菰田陽生 プロフィール
- 氏名: 菰田 陽生(こもだ・はるき)
- 所属: 山梨学院高校(新3年)
- 出身: 千葉県御宿町
- ポジション: 投手・三塁手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 194cm、101kg
- 主な特徴や実績: 最速152キロの直球を誇る大型右腕であり、高校通算30本塁打を超える長打力も持つ二刀流。今秋ドラフトの1位候補。










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