【侍ジャパン】U18代表候補強化合宿で横浜・織田翔希投手が153キロ&沖縄尚学・末吉良丞が4者連続K、メジャー7球団集結

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今秋に台湾で開催予定のBFA U18アジア選手権に向けた高校日本代表候補の強化合宿が3日、奈良県内のグラウンドで始まった。全国から招集された精鋭41選手が参加するなか、ネット裏にはドジャース、ヤンキースなどメジャー7球団のスカウトが視察に訪れるなど、日米16球団計32人のスカウトが詰めかける異様な熱気に包まれた。そのなかで注目を集めたのは、横浜(神奈川)の最速154キロ右腕・織田翔希投手(3年)と沖縄尚学の末吉良丞投手(3年)、共に昨年の春・夏の甲子園を制した世代トップの左右腕がその実力を見せつけた。

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織田翔希投手は152キロ記録

翌日以降に雨天となる可能性があるため、合宿初日から実戦形式のシート打撃が行われた。織田翔希投手がマウンドに上がると、ドジャース、ヤンキース、パドレス、フィリーズ、ブルージェイズなど計7球団9人のメジャーリーグのスカウトたちも、一斉にビデオカメラを回す。2019年の同合宿で佐々木朗希投手(現ドジャース)を視察したMLB球団数が「5」だったが、今回はそれを上回った。織田投手は米スカウトのスピードガンで95マイル(約153キロ)を計測。打者7人に対して3安打を許したが、そのポテンシャルの高さは海を越えたスカウトたちを唸らせた。

織田投手は「納得した直球が少なく、そこを追い求めて制球が定まらなかった。逃げの投球をしてしまった。自分の良さは直球なのに、直球を投げるのを逃げてしまった。」と反省の投球だったが、「こんな機会はなかなかない。吸収するものは存分に吸収したい。今回の合宿に、たくさんのヒントが落ちていると思う。」と話し、全国から集まった打者を相手にする経験と、世代屈指の投手との情報交換でさらに成長をすることを目指している。

3月の選抜大会では初戦で敗退し、まだまだという思いに至っているときに、多くの経験を積むことができるこの機会は貴重だ。そしてこの世代ナンバーワン右腕に対し、この日はフィリーズが3人態勢で視察するなど、今秋には日米を跨いだ激しい争奪戦が展開されることになりそうだ。

末吉良丞が貫禄の4連続K、聖隷・高部陸への質問攻めでレベルアップ

一方で、実戦での完成度の高さを見せつけたのが沖縄尚学の末吉良丞投手だ。打者8人に対して安打性の当たりを一本も許さず、圧巻の4者連続奪三振をマーク。直球は最速149キロを計測し、昨夏の甲子園優勝投手&昨年の侍ジャパンU18代表経験者としての格の違いを証明した。しかし、コメントは極めて謙虚だ。

末吉投手は「いい投球ができた。先頭に立ってやっていきたい」としながらも、「(代表は)誰もが目指していると思う。去年の夏は状態が良くて入っただけなんで、状態が落ちてしまったら入れるかわからないという部分で危機感を持ちながら、持ち味をアピールできるように。」とアピールを続けていく。

末吉投手は、静岡の147キロ左腕・高部陸投手(3年)に対しても積極的に話しかけ、腕の振りやリリースの感覚を熱心に学んでいた。「高部の真っすぐの質は自分が目指してるものに近いので、体現できそうな話を聞けたのは良かった(スポーツ報知)」と、全国のライバルたちとの交流を自身の進化へと繋げている。

岡田監督が唸る「投打のレベル」。高岡第一・前田侑大ら新勢力の台頭

今合宿から指揮を執る東洋大姫路の岡田龍生監督(64)は、初めて一堂に会した候補選手たちのレベルの高さに笑顔を見せた。シート打撃では2ストライクから始める実戦的な設定を導入。そのなかで、高岡第一(富山)の左腕・前田侑大投手(3年)が最速147キロを軸に4奪三振を奪うなど、甲子園不出場組からも新星が名乗りを上げた。

岡田監督は「投手のレベルが高く、守備力も思っていた以上に高い。楽しみなチームになる。選抜大会出場選手のほか、選抜大会に出場していない選手についても各都道府県高等学校野球連盟から推薦いただいた選手も対象とし、幅広い選手の中から選考しました。」と話した。

また、今合宿には大阪桐蔭の2年生左腕・川本晴大投手ら下級生3人も招集された。来年のワールドカップを見据えた意味合いもあり、世代を越えた技術交流が図られている。木製バットへの対応に苦戦する野手陣も、近江の杉本将吾捕手や中京大中京の荻田翔惺選手が織田投手から安打を放つなど、随所で質の高い攻防が見られた。5日までの3日間、奈良の地で繰り広げられる「黄金世代」のサバイバル。その一投一打が、アジア制覇、そして未来のスター誕生へと繋がっていく。

【織田 翔希】 プロフィール

  • 氏名: 織田翔希(おだ・しょうき)
  • 所属: 横浜高校(3年)
  • 出身: 福岡県
  • ポジション: 投手
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 183cm、82kg
  • 主な特徴や実績: 最速154キロを誇る今秋ドラフトの目玉。U18代表候補合宿ではメジャー7球団が視察する異例の注目を集めた。しなやかなフォームとキレのある直球が武器。2026年ドラフト1位候補筆頭。

【末吉 良丞】 プロフィール

  • 氏名: 末吉良丞(すえよし・りょうすけ)
  • 所属: 沖縄尚学高校(3年)
  • 出身: 沖縄県
  • ポジション: 投手
  • 投打: 左投左打
  • 身長・体重: 178cm、90kg
  • 主な特徴や実績: 2025年夏の甲子園優勝投手。U18ワールドカップ日本代表。最速150キロの直球と高い制球力を誇る世代屈指の左腕。合宿初日に4者連続三振を奪う貫禄の投球を見せた。
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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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