侍ジャパンU18代表候補強化合宿は2日目、連日、日米のスカウトが集結するなか、4日は紅白戦やシート打撃が行われ、昨夏の甲子園優勝投手・沖縄尚学の末吉良丞投手(3年)と、今春選抜4強の専大松戸・吉岡伸太朗捕手(3年)にがバッテリーを組んで好投を見せた。また、中京大中京の主将・荻田翔惺外野手(3年)は、中学時代の全国制覇メンバーである横浜の小野舜友選手らと再会を果たすなど、世代のトップランナーたちが刺激し合う熱い一日となった。
末吉良丞×吉岡伸太朗の共演、日本一を知る左腕に4連続Kと高評価
合宿2日目、紅白戦でバッテリーを組んだ末吉良丞投手と吉岡伸太朗捕手のバッテリーは、末吉投手が走者を背負いながらも最速149キロの直球とキレ味鋭い変化球で打者8人を圧倒。圧巻の4者連続奪三振を披露し、昨夏王者の貫禄を漂わせた。この投球を間近で体感した吉岡捕手は、「これが日本一を経験しているピッチャーなんだなと肌で感じました(日刊スポーツ)。」と衝撃を受けていた。
吉岡捕手自身も、無死一、二塁のピンチで二塁走者の三盗を阻止するなど、強肩で末吉投手を救った。末吉投手も登板前に「どの球で押していくか、変化球の組み立てはどうするかといったところは話した(日刊スポーツ)」と語り、ハイレベルな意思疎通が実戦での無失点劇に繋がった。ネット裏で視察したスカウト陣も、この左腕の「完成度」に太鼓判を押している。
中日・山田スカウト:「横浜の織田、沖縄尚学の末吉は高校生ながら完成度が高く、そんなに時間がかからず1軍の戦力になっていける(中日スポーツ)。」
荻田翔惺、小野舜友、山田凜虎。東海中央ボーイズ「黄金世代」の再会
グラウンドには、技術の競演だけでなく再会もあった。中京大中京の荻田翔惺選手、横浜の小野舜友選手、智弁和歌山の山田凜虎選手の3人だ。彼らは中学時代、「愛知・東海中央ボーイズ」で主将・荻田を中心に全国制覇を成し遂げた仲間だ。別々の強豪校へと進み、甲子園でも活躍した3人が、今度は「JAPAN」の候補として奈良の地で顔を合わせた。荻田選手は「知らない選手も多い中で話しやすくて安心する。全国を代表する選手がいるので、吸収してチームに持ち帰りたい(中日スポーツ)。」
荻田選手は初日のシート打撃で横浜・織田翔希投手から安打を放つなど、主将として、そしてスラッガーとして確かな足跡を残している。中学で掴んだ「日本一」の称号を、今度は日の丸を背負って世界で再現するための挑戦が続いている。
【吉岡 伸太朗】 プロフィール
- 氏名: 吉岡伸太朗(よしおか・しんたろう)
- 所属: 専修大学松戸高校(3年)
- ポジション: 捕手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 2026年選抜大会4強。打率5割4分5厘を記録した強打の捕手。U18合宿では末吉良丞投手とバッテリーを組み、鋭い三盗阻止を見せるなど守備でも高い能力を発揮。打撃・守備・走塁(三盗経験あり)の三拍子揃ったドラフト注目株。
【末吉 良丞】 プロフィール
- 氏名: 末吉良丞(すえよし・りょうすけ)
- 所属: 沖縄尚学高校(3年)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 主な特徴や実績: 2025年夏の甲子園優勝投手。今合宿では打者8人に対し4者連続三振の完全投球を披露。中日スカウトから「即1軍戦力」と評される完成度を誇る。最速150キロの直球と多彩な変化球を操る、今秋ドラフト上位候補。
【荻田 翔惺】 プロフィール
- 氏名: 荻田翔惺(おぎた・しょうせい)
- 所属: 中京大中京高校(3年)
- ポジション: 外野手(主将)
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 2026年選抜大会8強、大会850号本塁打を放った中京大中京の4番。中学時代は東海中央ボーイズの主将として全国制覇。荒木雅博氏から学んだ「性格の良さ」と「努力」で世代屈指のスラッガーへと成長。













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