今秋に台湾で開催予定の「第14回BFA U18アジア選手権」に向けた高校日本代表候補の強化合宿に参加していた北海の最速147キロ右腕、森健成投手(2年)が、その収穫について話した。全国から招集された41選手のうち、2年生はわずか4人。3年生のトップクラス選手や同世代のトップが集まる中で、想像を超える一流の重みを実感してチームに合流した。
シート打撃で14人を2安打、「思ったより通用した」手応えと自信
合宿中、森健成投手は2度のシート打撃に登板。3年生世代屈指の強打者たち延べ14人を相手に、許した安打はわずかに2本と、その高いポテンシャルを証明した。最速145キロを計測した直球は、全国の強豪校の主軸に対しても十分に通用することを確認した。「思ったより通用したのかな。まっすぐで空振りが取れたので、自分のまっすぐに自信がつきました(スポーツ報知)。」と話す。
それでも、これまで空振りを奪えていた決め球をカットされるなど、レベルの高さに驚き、「吸収するものばかり。高いレベルで3日間を過ごすことが出来た(スポーツ報知)」と語った。
同部屋の織田翔希から学んだ姿勢、末吉良丞の剛球には「グラブが壊れるかと」
技術以上の収穫は、今秋のドラフト1位候補「高校BIG3」と称される先輩たちとの時間だった。合宿中、同部屋となったのは横浜のエース右腕、織田翔希投手(3年)だ。森投手は織田投手から、投球時の身体の使い方やカーブの握り方を直接伝授されただけでなく、織田投手が毎朝・毎晩欠かさず1時間のウォーキングを欠かさない姿を目の当たりにし、「プロ注目」と呼ばれる選手の裏にある絶え間ない努力を肌で感じ取った。
さらに驚愕したのは、昨夏の甲子園優勝投手、沖縄尚学の末吉良丞投手(3年)とのキャッチボールだ。「グラブが壊れるかと思った。球威、ノビは今までに見たことのないボール。びっくりした(スポーツ報知)。」と話す。日本一を知る左腕が投じる一球一球の重みを感じた。3年生でドラフト1位候補と評価される二人の偉大な先輩との交流によって、森投手の意識が一段高いステージへと上がった。
昨夏1年生でのほろ苦デビューを糧に
森投手にとって、甲子園は「悔しさ」の残る場所。昨夏、1年生ながら1回戦のマウンドを任されたが、3回2失点で降板。自己最速の147キロをマークしたものの、勝利に貢献できなかった。
「球が速いピッチャーより勝てるピッチャーになって甲子園で勝っていきたい(スポーツ報知)。」2年連続の夏、そして今年、または来年の侍ジャパンU18代表入りを目指す。そのためには、北海の背番号1としてチームを勝たせる投球が求められる。夏までに一回り大きく成長した姿を見ることができるだろう。
【森 健成】 プロフィール
- 氏名: 森健成(もり・けんせい)
- 所属: 北海高校(2年)
- 出身: 北海道
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 177cm、75kg
- 主な特徴や実績: 最速147キロの直球を誇る、北海道屈指の本格派右腕。1年夏に甲子園で先発。2026年U18日本代表候補合宿に2年生で唯一の投手として招集。横浜・織田翔希や沖縄尚学・末吉良丞らから指導・刺激を受け、急成長を遂げる。








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