名門・中京大中京(愛知)で2024年夏の甲子園に出場し、今春に同校を卒業した超大型右腕、宮内渉吾投手(18)が、米球界に挑戦することが分かった。本人の第一希望はメジャーリーグ(MLB)球団でのプレーだが、NCAA(全米大学体育協会)所属の大学でのプレーも選択肢に入れているという。身長195センチから投げ下ろす最速150キロの直球を武器に、かつて佐々木麟太郎選手から三振を奪った逸材が、海を越えて最高峰の舞台を目指す。
スーパー1年生として注目、佐々木麟太郎を空振り三振に仕留めた195cmの衝撃右腕
宮内渉吾投手の名が全国に轟いたのは、1年生だった2023年6月のことだ。入学時から195cmの大型右腕として注目されていたが、花巻東との練習試合で、当時高校通算本塁打記録を塗り替えようとしていた佐々木麟太郎選手(現スタンフォード大)と対戦。195センチの巨躯から繰り出される角度のある直球で、怪物スラッガーから空振り三振を奪ってみせた。
2年生となった2024年夏には甲子園のマウンドも踏み、2回戦の神村学園(鹿児島)戦でリリーフ登板し、4強入りした強力打線を相手に140キロ台後半の直球で真っ向勝負。聖地のファンをどよめかせた。2025年のドラフト上位候補として期待されていたが、昨年は野球部から退部をしたという情報があり、高校野球でのプレーは見られなかった。それでもトレーニングを重ね、球速は150キロに到達していたという。
清洲の少年から世界のMIYAUCHIへ、不退転の決意で挑む新天地
愛知県清洲市で生まれ、7歳から白球を追い始めてきた。中学時代は春日中の軟式野球部で腕を磨き、名門・中京大中京へと進んだ。195センチ94キロという恵まれた肉体は、まさにメジャーのスカウトが最も好むポテンシャルで、マネジメントをする「IAA SPORTS」によれば、今後は現地でのワークアウトなどを通じて各球団へアピールを続けていく予定だという。
様々な事情があったと思うが、野球を続けてくれていて、大きな夢に向かっていくのを応援したい。しかし、日本の球界からすれば、有望な若い選手がNPBを経由せずにアメリカへ渡るケースは年々増加している。2025年1月には、桐朋(東京)の投打二刀流・森井翔太郎内野手がアスレチックスとマイナー契約を締結。昨年12月には、今年のドラフトの目玉と期待されていた大学日本代表も経験した仙台大の剛腕・佐藤幻瑛投手がペンシルベニア州立大へ編入した。ほかにもバルザー・ブライアン投手(常総学院卒)やモレチ・アレシャンドレ投手(誉卒)がメジャー傘下入りするなど、直接チャレンジは一つの「進路」として確立されつつある。
宮内投手も恵まれた体と150キロの速球で、メジャーリーグの球団との契約、またはアメリカの大学(NCAA)進学も含めた道を進むが、佐々木麟太郎選手がスタンフォード大でプレーし、昨年のドラフト会議でドラフト1位指名を受けている。宮内投手も今後、どのような道を進むのか注目したい。
【宮内 渉吾】 プロフィール
- 氏名: 宮内渉吾(みやうち・しょうご)
- 所属: 中京大中京高校卒(2026年3月)
- 出身: 愛知県(清洲市立春日中出身)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 195cm、94kg
- 主な特徴や実績: 身長195センチの超大型右腕。1年時に佐々木麟太郎から三振を奪い注目を集めた。2024年夏の甲子園出場。最速150キロの角度ある直球が最大の武器。2026年春、MLB球団またはNCAA(米大学)への挑戦を表明。







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