常総学院、荒原祐貴選手が2試合連続第1打席弾、鈴木昭汰投手が好投でベスト8

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 常総学院の荒原祐貴選手が2試合連続のホームランを放つと、エースの2年生・鈴木昭汰投手が7回1/3を1安打11奪三振で無失点に抑える好投を見せ、今治西に勝利してベスト8進出を決めた。

2試合連続弾は共に第1打席

 常総学院の荒原祐貴選手は1回戦の米子北戦で、2回の第1打席でライトスタンドにホームランを放っていたが、この日も初回の第1打席でライトスタンドに叩き込み、2試合連続で第1打席でのホームランを記録した。

 昨年秋は打率.423を記録するアベレージを見せていたが、公式戦ではホームランは0本、練習試合ではチームトップの5本を放っていたがパワー不足を感じていたという。177cmの荒原選手だがこの冬は1日6食で体重を8kg増やして81kgとし、甲子園の大舞台で2試合連続弾を放つ選手に成長した。

 満塁で打てるのもすごいが、初めて対戦する投手を相手に、第1打席からホームランを打てる思い切りの良さに注目したい。大阪桐蔭の西谷監督が「トーナメントでは第1打席から相手を攻略する選手が必要」と話している。その西谷監督は今年U18ワールドカップの代表監督を務めるが、U18でも初めて対戦する投手ばかりが相手となる。2試合連続弾もあるが、そういう点からも荒原選手が選出されるかもしれない。

 

大舞台に強い鈴木翔太投手、14回1/3を無失点

 また2年生エースの鈴木翔太投手は、「この日はスライダーが凄く良かった」と言うように、桐光学園時代に甲子園で1試合22奪三振を記録した松井裕樹投手(2013年東北楽天ドラフト1位)を参考にしているというスライダーを中心に、6回までノーヒット、7回1/3で点差が開いてお役御免となったが、わずか1安打で11三振を奪って無失点に抑えた。

 鈴木投手は1回戦でも米子北を7回6安打6奪三振無失点に抑えており、これで14回1/3を投げて7安打17奪三振無失点と好投を続けているが、中学時代に15U日本代表に選出され、アジアチャレンジカップでは台湾戦で6回1安打5奪三振で無失点の快投を演じている。経験が豊富で大舞台での強さも光る。

 センバツでは2年生左腕が2年連続で優勝をしているが、今年は鈴木投手かも。

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 昨秋の公式戦は26打数11安打、打率・423をマークも、全て単打。冬場はパワーアップをテーマに振り込んだ。母・玉容さん(43)には3日に一度、寮に間食用の弁当やデザートを届けてもらうなど1日6食を平らげた。体重は8キロ増え81キロ。甲子園では3安打全てが長打と長距離打者に変貌した。

 おもしろいようにバットが空を斬った。直球も自身最速を1キロ更新する140キロを記録。三振11個のうち、スライダーで10個を奪った。キレも抜群で、右打者が8人並んだ相手打線を翻弄した。「球が走っていた。スライダーが良くて、三振が稼げました」と自画自賛した。

 6回1死まで無安打で、7回1/3を1安打無失点。自己最速140キロも計測し、4者連続を含む11三振を奪った。「スライダーが本当に良かった」と同じ左腕の楽天・松井裕を参考にした決め球がさえわたった。初戦から計14回1/3を投げ、無失点を継続。次戦の大阪桐蔭戦に向け「最少失点に抑えれば打線が援護してくれる」と自信を見せた。

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