3地区で選考に議論、関東・東京の6校目は花咲徳栄が選出、補欠校も順番入れ替え

2020年ドラフトニュース

センバツ出場校の選考では、関東・東京の6校目、北信越の2校目、近畿の6校目、中国・四国の5校目で議論があったようだ。

関東・東京の6校目

関東大会ベスト4と東京の優勝チームの選考はすんなりと決まったようだが、やはり今年も6校目の選考は議論となった模様。

関東大会で優勝した健大高崎に敗れた8強の西武台、準優勝の山梨学院に1-2と接戦で敗れた8強の花咲徳栄と、東京大会準優勝の帝京が候補となり、まず、埼玉大会の結果で西武台が脱落したようだ。そして花咲徳栄と帝京の比較となったが、帝京が関東一、日大三、創価に勝利して勝ち上がった点などを非常に評価したものの、決勝の国士舘に6-0で2安打完封負けしたこと、投手の継投に不安があることなどが挙がった。

対する花咲徳栄は高校通算47本塁打の井上朋也選手を中心とした打線と共に、高森陽生投手の好投を評価する声が多く、打線と投手のバランスの良い花咲徳栄を選出した。

補欠校は関東が習志野、西武台、東京が帝京で、西武台よりも地域性や千葉1位の習志野が優先された。

北信越の2校目

北信越大会は優勝した星稜は文句なく選出されたが、2校目は同じ石川の2位で、しかも石川大会、北信越大会で決勝に進出したものの星稜に大敗を喫している日本航空石川と、ベスト4の佐久長聖、北越、そして福井1位でベスト8の敦賀気比で議論となった。

最終的に佐久長聖と敦賀気比と日本航空石川との比較となったが、地域的にバランスは良くないものの、総合的にみて日本航空石川を選ばない理由はないと判断した。

補欠校は敦賀気比、佐久長聖が選ばれ、敦賀気比がベスト8ながら高く評価されていたことがうかがえる。

中国・四国の5校目

それぞれの地区の2校目までは順当に選出されたが、5校目については中国地区の広島新庄と、四国地区の岡豊との比較となった。しかし、総合力で広島新庄が上回ったと判断した。

補欠校には中国地区はベスト4の創志学園に続き、矢上が選ばれた。四国地区は岡豊の次に新田が選ばれ、高知1位でベスト4の高知中央はあまり評価されていなかったようだ。確かに四国大会では明徳に5回コールド1-16で敗れているが、岡豊も尽誠学園に6回コールド2-13で敗れている。しかし、高知中央はシードだったため1勝だったが、岡豊は英明や愛媛1位の済美に勝利し2勝をしていたことが優先された理由か。

その他の地区の補欠校

東海地区の補欠校は、東海大会ベスト4の藤枝明誠が選ばれ、もう1校は愛知大会2位ながら関東大会ベスト8の愛工大名電が選ばれた。三重県勢は津商が東海大会初戦で静岡商を倒したが、中京大中京にコールド負けし、補欠にも選ばれなかった。

九州地区は補欠校に沖縄尚学と宮崎日大が選ばれた。九州チャンピオンの明豊に6-7で接戦で敗れた沖縄尚学は順当として、準優勝の大分商に2-5で敗れた福岡第一よりも、ベスト4の創成館に2-3で敗れた宮崎日大を評価した。宮崎日大が鹿児島1位の鹿児島実を破った事が評価されたのかもしれない。

昨秋は群馬3位だった健大高崎や奈良3位だった天理、岡山2位だった倉敷商や高知3位だった明徳義塾が地区大会を制し、逆転現象となっていた。それに伴ってか、各都道府県で1位で出場したチームがシードを生かしきれずに敗れた所は、あまり高く評価されなかった。

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