ドラフト1位ルーキーが続々と始動している。
広島・岡田明丈投手
広島の岡田明丈投手は1月3日に奈良・香芝市のグラウンドで始動し、初日からブルペンで投球を見せるなど早い仕上がりを見せた。実家近くに真田丸のあった場所があり、そこにある三光神社に毎年初詣を行っていたという。カープ仕様の赤のグラブを新調し、赤備えの準備も万端のようだ。
「入寮が楽しみです。」と話した岡田投手、合同自主トレの早い段階でブルペン入りしアピールをしていく。
阪神・高山俊選手
阪神の高山俊選手は千葉県八千代市内で自主トレを公開し、ダッシュとランを繰り返し行った。昨年10月に右手有鈎骨を骨折しており、ティーバッティングや塁間のキャッチボールはできる状態だというが、完全にプレーができるようになるにはもう少し時間がかかりそうだ。
「けががあんなに苦しいものなんだと分かりました。出してもらう立場なので、けがなくアピールし続けることが選手として必要」と話す高山選手、まずはあせらずにけがを直してほしい。大学では大きなけがをせずに4年間プレーし、リーグ通算安打記録を打ち立てている。ケガが多い選手ではないが、鳥谷選手のように故障もせずに長年活躍し続けられる選手になってほしい。
巨人・桜井俊貴投手
巨人の桜井俊貴投手は兵庫県の須磨海岸で自主トレをスタートさせた。公立の北須磨高校時代にキャンプなどで走り込んでいた砂浜で、ここでスタミナをつけられたことで、先発でどんなに投げても大きな故障をせずに大学4年間を乗り切った体ができた。
昨年までの疲労はたまっていると思うが、その中でも4年秋に150キロを記録するなど成長してきた右腕、昨年の高木勇人投手のように開幕から連勝してダッシュを見せるため、原点からスタートする。
輝かしい未来を暗示しているかのようだ。元日に自宅近くの三光神社(大阪・天王寺区)に参拝した際、引いたおみくじは「大吉」。その三光神社は、大坂の陣で幸村が大坂城の出城「真田丸」を築いたとされる勇将ゆかりの場所だった。
黄金ルーキーは幸村と同じ「赤備え」で敵を迎え撃つ。カープ色でもある赤のグラブを用具メーカーに発注。昨年末に手元に届き、この日の練習でもさっそく用いた。「カープに行くので赤にします。今まで使ったことのない色が良かったので」
「けががあんなに苦しいものなんだと分かりました。出してもらう立場なので、けがなくアピールし続けることが選手として必要」。
ドラフト前の昨年10月に右手首の有鉤(ゆうこう)骨を骨折。年内はリハビリを行っていたが「軽いスイングから始めて、ティーバッティングもやっています」と打撃練習を再開していることを明らかにした。キャッチボールも「塁間くらいですかね」と始めているという。回復途上とあり、1月上旬から始まる新人合同自主トレでは別メニューになる可能性もあるが、表情は明るい。
無名だった高校時代にハードな走り込みを行った「原点」、神戸市内の須磨海岸で砂浜を激走。“砂の神”の誇りを胸に、2ケタ勝利を目指すと誓った。
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