プロ野球は今日から春季キャンプがスタートし、ルーキー選手は24人が1軍キャンプスタートとなる。
「楽しみです」
昨年のドラフト会議で3球団が指名競合した横浜DeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝選手は、前日に全体ミーティングでナインと顔を合わせた。プロで活躍する選手の体つきを見て、「自分もちょっとは大きくなったと思っていたけど、先輩を見ると自信がなくなるくらい細かったです」と笑う。しかし、これから野球漬けとなるキャンプには「やっとこのときが来た。この世界に来られたんだなと。分からないこともあって不安はありますけど、一番は楽しみです」と話し、「野球だけに頭を使って過ごしたい」と思いを話した。
度会選手と会話をしたという三浦監督は、「ちょっと硬かったかな。いいんじゃないですか。初々しくて」と話したが、「けがなく素晴らしいキャンプだったといえるように」と無事に初のプロキャンプを無事に乗り切って欲しいと期待した。
千葉ロッテでは佐々木朗希投手がキャンプ前に石垣島で自主トレを行い、キャッチボールや走り込みを行っていた。最速159キロの速球を投げ、昨年のドラフト2位で指名された大谷輝龍投手はそのキャッチボールの様子を見て、「めちゃ軽く投げて、あの球はもう、怖いです。キャッチボールの余裕というか、球筋もいいし、さすが代表に選ばれる選手だと思いました」と話すと、150キロの球を投げてドラフト4位で指名された早坂響投手も「練習中で走りながらだったんですけど、実際にテレビで見ていたフォームのまんまで投げられていて本当にここにいるんだなと不思議な感じでした」と話していた。千葉ロッテはルーキー全員が2軍キャンプスタートとなる。
新人では度会選手と同じく3球団が1位指名競合した西武の武内夏暉投手や2球団競合の巨人・西舘勇陽投手、東北楽天の左腕・古謝樹投手投手など、ドラフト1位ルーキー4人の他、合計24人が1軍キャンプスタートとなる。高校卒ルーキーはおらず、独立リーグの徳島インディゴソックス出身の阪神ドラフト2位・椎葉剛投手、西武ドラフト5位・宮澤太成投手、DeNAドラフト6位の井上絢登選手の3人も1軍キャンプスタートとなった。
最初は、特に1軍スタートの選手は、周りの選手に圧倒されることは間違いないと思うが、まずは慣れることからスタートし、アピールをしてゆきたい。
3月のペナントレース開幕の日に、多くのルーキーが1軍にいれば、プロ野球もまた活性化されてゆく。





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