大瀬良大地投手、岩崎優投手が2勝目、田中広輔選手はホームラン

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 プロ野球は連日ルーキーの活躍が見られている。この日は広島のドラフト3位・田中広輔選手が逆転3ランホームランを放つと、ドラフト1位・大瀬良大地投手が2勝目を挙げた。また阪神のドラフト6位・岩崎優投手も2勝目を挙げた。

 

大成功

 広島は2013年のドラフト会議で、3球団が指名強豪した大瀬良大地投手を獲得し大成功のドラフトだったと評価された。シーズンに入るとまずドラフト2位の九里亜蓮投手が2勝を挙げ、この日は大瀬良大地投手が2勝目を挙げている。この2勝目をつけたのはドラフト3位の田中広輔選手だった。

 大瀬良大地投手はこの日は149km/hを記録、8安打を許しながらも「ホームにかえさなければいい」と力で押し続け、8回8安打6奪三振無四球、9回も続投を志願したものの点差がついたことから降板したが、117球の見事な勝利だった。

 2回には1アウト1,2塁の場面で田中広輔選手が逆転となる3ランホームランを放った。ライトポール際のきわどい当たりでビデオ判定となったがプロ初ホームランを記録、パンチ力も見せている。

 広島は2006年の前田健太投手を皮切りに、2008年の岩本貴裕選手、中田廉投手、2009年の今村猛投手、堂林翔太選手、2010年の福井優也投手、2011年の野村祐輔投手、菊池涼介選手、そして2013年の大瀬良大地投手、九里亜蓮投手、田中広輔選手と、ドラフト上位で指名した選手がプロでも順調に実績を残しているように感じる。特に、前田健太投手や今村猛投手、野村祐輔選手は単独1位指名で獲得してプロでも活躍しており、2位で指名した堂林翔太選手、菊池涼介選手、九里亜蓮投手も会心の指名となった。

 今の強いカープの基礎には、スカウトの存在が大きい。

 

抜群の安定感

 また、阪神のドラフト6位・岩崎優投手もプロ2勝目を挙げた。この日も7回を投げて5安打2奪三振2四球で無失点に抑えているが、初先発初勝利を飾った4月2日からローテーションで周り、4試合で防御率は1.44と抜群の安定感を見せている。

 球速こそ130km/h台も多いのだが、左打者のインコースに伸びるストレートを投げて、差し込んで詰まらせる投球があり、インコースを意識していると、スライダー、カーブで抜かれてしまう。プロの打者を手玉に取る素晴らしい投手だ。

 

タイトル争い

 これで岩崎投手が防御率でセリーグ2位に、大瀬良大地投手はセリーグ5位となっている。昨年のセリーグの投手では、東京ヤクルトの小川泰弘投手、巨人の菅野智之投手、阪神の藤浪晋太郎投手が勝ち星、防御率等でタイトル争いを繰り広げた。

 今年も大瀬良大地投手や九里亜蓮投手、そして岩崎優投手がタイトル争いに食い込むかもしれない。

 

 「危なかったけど、入ってよかった。頼むからホームランになってくれ、じゃないと自分は終わりだと思った」と胸をなで下ろしたドラ3ルーキー。オープン戦では打率3割3分3厘、1本塁打、4打点と開幕スタメンを奪いそうな勢いだったが、開幕後はこの日の試合を迎えるまで打率1割6分7厘、1打点。21日には離れて暮らす亜子夫人(23)と都内で食事し、この日、広島市内での新居を亜子夫人が仮押さえ。プライベートの充実が、集中力と勝負強さを呼んだ。

 9日の巨人戦(東京D)の練習前に東海大相模高、東海大の大先輩、原監督にあいさつ。「1年目からしっかり頑張れ」と激励された。OB会などで何度も顔を合わせ、高校で2年後輩だった父・正行さん(53)のことも常に気にかけてくれる存在。「言葉では言い表せないほどおおらか」な雲の上の人だ。

 7回まで毎回安打を浴びたが「どんなに打たれても、本塁に還さなければいい。変化球が引っ掛かって状態は良くなかったが、何とか粘れた」と即戦力ルーキーとしての誇りをにじませた。九州共立大3年時の全日本大学選手権準決勝。早大相手に9回3失点で敗れて以来、約2年ぶりに立つ神宮のマウンドで成長した姿を披露した。6回には右前適時打も放ち、広島の新人投手としては86年の長冨浩志以来、28年ぶりとなる2試合連続打点をマーク。9回の続投も志願した右腕は、「きょうは喜びに浸りますが、また気を引き締めてやりたい」。その気持ちがあれば、プロ初完投も時間の問題だ。

 まずは、4番・平田を内角高めの137キロで3球三振。森野はスライダーでタイミングを外し一ゴロに仕留めると、2死一、三塁から和田には効果的な内角攻めで右飛に打ち取った。「いいバッターはインコースを突いていかないといけない」と気持ちで勝った。

 2、3、5、6回と4度も得点圏に走者を背負いながら粘って、7回5安打無失点で2勝目。「試合で初めて投げた」という100キロ前後のカーブでカウントを整え、直球、スライダーで手玉に取った。対中日は5回無失点でプロ初勝利を挙げた2日(京セラD)から、12イニング連続無失点で2戦2勝。防御率も1・44となり、巨人・菅野に続くセ・リーグ2位に浮上した。

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