広島カープにドラフト1位で指名された中村奨成選手は、東京オリンピックでU18W杯の雪辱をしたいと誓った。
アメリカにリベンジ
中村奨成選手はU18W杯で屈辱を味わった。7番捕手で出場したアメリカ戦は2打数ノーヒット、守備でも失点につながるミスをした。打線は3投手に9回2安打に抑えられ、0-4の完敗だった。そして中村選手は打撃不振になり、全8試合25打数でわずか3安打に終わり、その不振が守備にも影響し最後はマスクを被れなかった。
「日本とは違って簡単には勝てない。外国人特有の考え方もあるので、それにどう勝つか、考えさせられました」と外国チームとの戦い方を実感した。そして「U18の雪辱を晴らすというわけじゃないけど、アメリカにリベンジしたい。そして世界一を取りたい」と、東京オリンピックに出場して金メダルを取ることを目標とした。「短期の目標は1軍に上がることで、中期の目標は東京五輪に出ること。」と話した。
3年後にオリンピックの代表チームに入るには、かなりのスピードで成長し活躍する必要がある。2018年は最低でも1軍の試合に出場し終盤には翌年の戦力として計算される選手になること、そして2019年には1軍で実績を残して、秋に行われる※プレミア12の侍ジャパン代表に招集されなければ、2020年代表チームに入る可能性は少なくなる。(※プレミア12は東京オリンピックの予選大会を位置づけられる可能性もある、開催国日本がどのように出場するのかは未定)
まだ体も細くプロの身体になっていない中村選手、まずはこのオフに体を作っていく事、そして木製バットで振り込み、来春は1軍キャンプに上がるくらいが必要だろう。
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短期の目標は1軍に上がることで、中期の目標は東京五輪に出ること。そこでU―18の屈辱を晴らすというわけではないけど、米国にリベンジして世界一を獲りたいという思いがある」
U―18W杯では4連覇を果たした米国に敗れるなどして3位に終わった。今夏の甲子園では大会新記録の6本塁打を放った打撃でも木製バットへの適応に苦しみ、打率・120(25打数3安打)、本塁打も打点も0に終わり、「まだまだ努力しろと神様から告げられたと思う」と前を向いていた。次こそは…の思いは強い。
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