広島育成ドラフト1位・大盛穂選手に支配下登録の期待高まる

広島カープルーキーニュース

広島カープが昨年の育成ドラフト1位で指名した大盛穂選手が、ファームで活躍を見せている。強肩・俊足の外野手に支配下登録の期待が高まっている。

無名の外野手

大盛穂選手は静岡産業大で1番センターとしてプレーし、2年春にはリーグのMVPを獲得、4年春には静岡リーグで首位打者、秋も打率4割を打ち、また主将としてもチームを率いていた。しかし、チームでは147キロ右腕の鈴木彩隼投手はドラフト候補に挙がっていたものの、大盛選手の名前は挙げられておらず、ニュースにも名前はほとんど登場していなかった。

社会人入りを目指してトライアウトを受けたものの、そこでの結果も芳しくなく、野球を続けるために「苦し紛れだった」とプロ志望届を提出すると、広島カープが育成ドラフト1位で指名をした。隠し玉の指名が得意な松本スカウトが「足と肩、打撃センスと三拍子そろっている」と評価してのものだった。

入団すると、まずは身体能力で注目された。キャンプ前に行われた身体測定で、持久力や太もものパワー、ジャンプ力、反応速度などで、ドラフト1位の小園選手などを上回り、新人NO.1と評価された。そして、遠投120mの強肩と50m6.0秒をプレーでも見せると、ここまでファームで6盗塁を決め、1番・小園、2番・大盛のコンビが定着した。44試合に出場し、打率も.266を徐々に上がっている。

「打撃は打率3割を打ちたい。守備でミスしなければいい方向にいくと思う。7月までに支配下登録されるように頑張りたいです」と話す大盛選手、育成出身のスピードスターの誕生となるかもしれない。

広島東洋カープ、過去のドラフト指名一覧

50メートル6・0秒の足ではここまで6盗塁をマーク。「失敗もあるけど、ビビらないようにしています。挑戦することを大事にしています」。投手の癖は動画で研究し、果敢に次の塁を狙う。「できるだけ走りたい」と意欲満々だ。

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