新人合同自主トレでは、大谷翔平選手の活躍もあってか、首脳陣が二刀流への挑戦を明言する場面が見られた。
東北楽天・藤平投手
東北楽天のドラフト1位・藤平尚真投手はこの日の自主トレでノックを受けると、抜群の身体能力でジャンピングスローを見せるなど素晴らしいプレーを見せた。これをみた梨田監督は、「二刀流、野手でもいけそうなバランスの良さ、いいものを持っている気がした」と話した。
藤平選手は投手として152キロの速球を投げるが、中学時代に走り高跳びで中学チャンピオンになるなど抜群の身体能力を持ち、高校通算24本塁打の長打力もあることから、野手としての可能性も見せていた。
二刀流について聞いた藤平投手は、驚きの表情を見せたが、「それは無理だと思います。でも打撃練習は投球につながるのでこれからもやっていきたいです」とやんわりと投手一本の意思を示した。
巨人・廖任磊選手
巨人のドラフト7位・廖任磊投手は、合同自主トレ1日目から140キロを超す速球を投げたほか、ティー打撃では豪快なスイングを見せ、台湾代表では野手として出場していた力を見せた。見ていた江藤打撃コーチは「パワーヒッターだったね。インパクトが強くてね。あれだけ振れるのはおもしろい」と話した。
投球でも育成ドラフト6位のルーキー・高山竜太朗捕手が受けると、「球威は重たかったし、キレもよく縦の回転もいい。体感140キロ後半は出ていたと思う。」と話した。
投打に迫力のある廖選手も注目したい。
オリックス・根本選手
オリックスのドラフト9位ルーキー・根本薫選手は185cmの左投げ左打ちの選手で、高校時代は登板もしていたものの左の強打者として注目されていた。しかしドラフト時には「投手として指名した」と明かされて驚いていたが、担当の牧田スカウトは「今は130キロ台でも将来的に140キロ中盤を投げる投手になれる」と評価していた。
そして根本選手は合同自主トレで、「両方の練習をします。大谷選手を目標にやっていきたい」と話し二刀流で挑戦することを決めた。牧田スカウトは「根本という選手の可能性を広げたい」と話した。
こちらは二刀流に正式にチャレンジしていく。大型の左投手として、また左のスラッガーとして注目してゆきたい。
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「二刀流? それは無理だと思います。でも打撃練習は投球につながるのでこれからもやっていきたいです」と否定しながら、ティー打撃などを今後も継続していく考えを明かした。
リャオの打撃を見た江藤打撃コーチは「パワーヒッターだったね。インパクトが強くてね。あれだけ振れるのはおもしろい」。村田ヘッドコーチも「立派なティーをしてたね」と絶賛した。
オリックスのD9位・根本薫投手(霞ケ浦高)が9日、10日の新人合同自主トレ初日から投打二刀流に挑戦することを明かした。「両方の練習をします。大谷選手を目標にやっていきたい」。
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