昨年のドラフト会議で指名されたルーキーが、新人合同自主トレに励んでいる。北海道日本ハムのドラフト1位ルーキー・細野晴希投手は早くもブルペン入りして調子の良さを見せたが、中日のドラフト1位ルーキー・草加勝投手は上半身に違和感があるということで検査に向かった。
「焦る時期じゃない」
細野晴希投手はこの日、鎌ケ谷の北海道日本ハムの2軍施設で行われている新人合同自主トレで、初めてブルペン入りをした。ドラフト2位の進藤勇也選手がキャッチャーを務め、将来の黄金バッテリーで20球を投げた。
「本当はもうちょっと軽く投げるつもりだったんですけど、隣で先輩も投げていて、勝手に力が入っちゃいました」と話し、隣で投げていた一昨年のドラフト1位左腕・矢澤宏太投手に刺激を受け、予定よりも力を入れて投げたと話した。
投球については「まあ良かったんじゃないですか」と話した。球を受けた進藤捕手は「手元での強さもありますし、フォームとかも、見ていてきれいですね。ストレートだけが魅力の選手ではないですし、変化球も非常にキレのあるボールもありますし、落ちるボールもあるんで。どの球種も能力が高い」と話す。昨年夏に行われた日米大学野球でバッテリーを組んでおり、細野投手の投球はしっかりと頭の中に入っている。
昨年は東都リーグの投手がドラフト1位で7人指名されている。各球団で自主トレをスタートしているが、中日にドラフト1位で指名された草加勝投手はこの日、午前中にキャッチボールを行っていたが途中で切り上げた。スタッフ会議後に立浪監督は「違和感があるということで。今は焦る時期でもない」と話し、上半身のコンディション不良で、検査に向かったことを説明した。
検査後に草加投手はナゴヤ球場に戻ったが、トレーナーとの話し合い後に再度タクシーに乗車。別の病院にいるチームドクターに患部エックス線画像などを見せた模様。
立浪監督が言われるように、今はまったく焦る必要はない。草加投手はドラフト1位指名ではあるが、即戦力というよりは少し時間をかけて育てる素材の部分も評価されてのドラフト1位指名だったと思うので、まずは無事でということは言わずもがなではあるが、早くても今年の夏あたりで1軍で投げられればというペースで考えていたと思う。



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