巨人もドラフト2位の戸根千明投手、3位の高木勇人投手が好投、スカウト渾身の指名選手

巨人ルーキーニュース

 巨人vs東北楽天のオープン戦では、巨人の外国人やドラフトで指名された新しい投手が次々と登板した。ドラフト2位の戸根千明投手、ドラフト3位の高木勇人投手も1イニングを投げ好投を見せた。

左右のリリーフ

 7回にマウンドに上がったドラフト3位ルーキーの高木勇人投手は、得意のフォークボールで三振を奪うと、続く二人の打者も最速145km/hの速球などで落ち着いて抑え、1回ノーヒットの貫禄の投球を見せた。

 また8回にはドラフト2位の左腕・戸根千明投手が登板すると、こちらは最速は140km/hだったが、インコースにずばずばと投げ込み3人を飛球二つ、内野ゴロ1つでこちらも1回ノーヒットのピッチングを見せた。

 高木投手も三重・海星高校から社会人で7年間プレーして社会人入りを決めた苦労人で、中日がドラフト6位で指名し現在3番を打っている井領雅貴選手と同学年、この日好投を見せた阪神のドラフト2位・石崎剛投手も高校から社会人で6年間プレーてプロ入りした苦労人だが、その分、磨かれた経験が落ち着きのあるプレーを見せる。

 また、戸根投手も巨人スカウトが春から5人態勢で視察するなど注目してきた投手で、即戦力として見極めて2位で指名した投手、失敗は許されなかった。

 昨年のドラフトで巨人のスカウト陣は、「即戦力のリリーフ投手」に絞って活動をしていた。そのスカウトが厳選に厳選を重ねて2位3位で指名した投手が、狙い通り左右のリリーフとして1軍の戦力となりそうだ。

 

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 先陣を切ったのは高木勇だ。7回から3番手で登板。まずウィーラーからフォークで初三振を奪った。「もっと低く投げないといけなかった」と反省したが、三好にはフルカウントから粘られても冷静に三ゴロ、嶋は145キロ直球で一ゴロ。テンポが良かった。  戸根も続いた。8回から登板。1死から、1軍で実績のある左の聖沢の内角をグイグイ突いて遊ゴロ。通常は足を上げるが、途中で走者なしでもクイックを織り交ぜてタイミングを外した。「懐をどんどん攻めようと思っていた」。最速は140キロだが球威があり、スラーブ、チェンジアップも有効だった。

 

 オープン戦初登板となった巨人の新人投手コンビが開幕1軍入りへ猛アピールした。ドラフト3位の高木勇(三菱重工名古屋)が7回、2位の戸根(日大)が8回をいずれも完全投球。原監督は「新戦力として十分に入ってくれるだけの力を持っている。けれん味のない、きっぷのいい投球をしている」と称えた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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