巨人のドラフト5位ルーキー、又木鉄平投手が、キャンプ中から実戦に入っても高いレベルの投球を見せており、他球団スコアラーも「能力で言えば1位指名の投手たちと遜色ないですよ」と評価をする。
ドラフト5位
又木鉄平投手は東京情報大から日本生命に進み、3年目の昨年にドラフト5位で指名された。キャンプスタートから1軍で過ごすと、2月25日のヤクルトとのオープン戦でも2回から登板してノーヒットで無失点の投球を見せた。
キャンプ中から高く評価されており、実戦でもその投球を続けている。他球団のスコアラーは又木投手について「このキャンプでいろいろな新人を見てきましたが、現時点で一番仕上がっているのは又木ですね。能力で言えば、1位指名の投手たちとそん色ないですよ。救援で起用の可能性が高いと思いますが、長いイニングを投げられるので先発の適性もある」と評価をしている。
最速は145キロ前後だが、腕の振りが素晴らしく、コントロールもしっかりされたストレートが低めに決まる。チェンジアップ、スライダー、カットボールの抜け具合も絶妙で、素晴らしい投球が続いた。
昨年は、ドラフト後に行われた社会人野球日本選手権で、準々決勝のJR四国戦で先発すると、6回をノーヒット7奪三振無失点の圧巻の投球を見せた。この投球を見て個人的にもドラフト前にこの投手を評価できなかった事を悔やんだが、他球団のスカウトもおそらくそういう気持ちだっただろう。もしこの投球をドラフト前に見せていたら、ドラフト2位くらいで指名する球団もあったかもしれないと思う。
いずれにしてもまだオープン戦の段階で、評価はシーズン中に入ってからで良いと思うが、巨人は素晴らしい投手を獲得したと思う。


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