福岡ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・前田悠伍投手がB組のブルペンで初登板し、視察した小久保監督も「1人だけモノが違います」と絶賛した。
今季中に1軍デビューも
ドラフト1位ルーキーのブルペン初投球に、小久保監督や前監督で統括本部付特別アドバイザーの藤本氏など、球団首脳陣や1軍首脳陣が訪れた。
前田悠伍投手はまずは倉野投手コーチ兼ヘッドコーディネーターを相手に30球を投げると、ブルペン捕手と交代して8球を投げた。倉野コーチは「球に力を伝える能力の高さを見ることができた。自分だけの指先の感覚と、文句の言いようのないバランスを持っている」と絶賛した。
また小久保監督も「1人だけモノが違います」と話し、「身長は大きくないけど、いちばん大事な要素としてめちゃくちゃ大きく見える」と、マウンドでの大きさを見て取った。また、「あれだけリリースが一定でバランスも崩さない初ブルペン。出来上がっている。どこをいじるの、という感じでしたね」と手放しに褒め称えた。
高校卒の黄金ルーキー、チームでは連投や実戦の登板を制限しながらじっくりを育てていく方針で、新人行動自主トレではブルペン投球を行わなかった。この日は8割の出力で140キロから143キロだったが、小久保監督も「きっちり将来のエース候補として育てるのは我々の役目」と話す。「すんなりなら全然、可能性はある。」と1軍での登板についても話したが、「早よ上げろって言わないようにしないと」と自分を戒めた。
前田投手も「1日でも早く1軍マウンドで投げたいですが、焦りはだめ」と言い聞かせ、さらに成長した姿で1軍にデビューすることを誓った。


前田悠、モノが違う ー スポニチ西部版1面
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