埼玉西武がキャンプの振り分けを発表したが、ドラフト1位の渡部健人選手、2位の佐々木健投手が2軍キャンプスタートとなり、4位・若林楽人選手と6位のタイシンガーブランドン大河選手が1軍キャンプスタートとなった。
軽い下克上
埼玉西武のキャンプ振り分けでは、内野手で源田選手、外崎選手、山野辺選手、中村剛也選手などの中に、ドラフト6位ルーキーのタイシンガーブランドン大河選手の名前が、まが外野手で栗山選手、金子選手などの中にドラフト4位の若林楽人選手の名前がそれぞれ入っていた。ドラフト1位の渡部健人選手の名前が無く、キャンプ振り分けから軽い下克上が行われた。
ブランドン大河選手は「最初聞いた時はびっくりした。周りを見て足りないところは吸収して、引き出しをどんどん増やしていけたら」と話した。大学では渡部選手とともにサードの強打者として注目されていた。渡部選手は新人合同自主トレではノースローの状態が続いており、投げる部分でコンディションが整っていないようだ。また、栄養士とタッグを組み、体重を絞ることにも取り組んでいる。
今のままで1軍キャンプに入れば、先輩に気を使いながら無理をして動いてしまうことになり、ケガにも繋がるかもしれない。しっかりと体を動かせるようになってからという配慮もありそうだ。
また、ブランドン選手などを1軍に入れることで、プロ野球の厳しさを教えられる形となる。渡部選手は大学4年の秋に、リーグ戦で10試合で8本塁打を放ち、ドラフト1位指名を勝ち取った。ただし昨年春の時点ではブランドン選手なども含めた、強打のサードの候補の一人だった。
まずは1軍キャンプで紅白戦など実戦メニューに入った段階で、得意の打撃でアピールをし、その後に守備を磨いてゆきたい。



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