東京ヤクルト、ドラフト4位・寺田哲也投手にチャンス、緊急事態で先発

寺田哲也

 東京ヤクルトはドラフト4位の寺田哲也投手とドラフト6位の土肥寛昌投手が1軍キャンプに昇格した。そして19日の阪神との練習試合では、ドラフト1位の竹下真吾投手や小川泰弘投手が回避することとなり、先発のチャンスが転がり込んできた。

早くも緊急事態?

 昨年のドラフト会議で指名された即戦力投手はキャンプ開幕は全員2軍スタートだったが、調子の良い選手は今クールあたりで1軍に昇格させるのは元々の予定通りだった。その中で、順調に調子を上げていたドラフト1位の竹下真吾投手、ドラフト4位の寺田哲也投手、ドラフト6位の土肥寛昌投手の1軍昇格が予定されていたが、竹下真吾投手は練習後に左肘に張りがある事を訴え、昇格が見送られた。

 そしてこの日、1軍に昇格した寺田投手は、19日の阪神戦で先発することを告げられた。エース候補の小川泰弘投手が左脇腹の張りを訴えた事によるもので、寺田投手は「ビックリしました。こんなに早くチャンスをもらえるとは思っていなかった」と話した。

 東京ヤクルトでは由規投手や石川投手が復調しつつあるようで、一昨年のドラフト1位・杉浦稔大投手も含めて投手陣の整備が進んでいたが、ドラフト1位の竹下投手、新人王の小川投手が張りを訴えて回避した。

 ただしこれは、故障の予防とみられる。館山投手、由規投手と長い期間故障する投手が増えた事で、昨年は投手陣壊滅という状況になってしまった。首脳陣も異常がある時は小さい事でも早めに意思表示をすることを指導しており、それによっての事だろう。

 

チャンス

 ただしこれはチャンスと言える。由規投手や石川投手、杉浦投手、小川投手などの投手陣が万全の状態になると、新人の、しかもドラフト4位の寺田投手はチャンスをつかむ事は難しくなる。今のうちに大きくアピールしてこれからのオープン戦で先発に入る権利を得ておきたい。

 184cmから149km/hの速球を投げ、新潟アルビレックス時代には横浜DeNAの2軍を2安打無四球11奪三振で完封した事があり、昨年も香川オリーブガイナーズで148回1/3を投げて145奪三振を記録した力がある。先発入りのチャンスは大いにある。

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ドキドキの先にビックリがあった。寺田は午前中、土肥とともに2軍キャンプ地の宮崎・西都から1軍キャンプ地の沖縄に移動。真中監督らにあいさつし、一息ついた昼食時、高津投手コーチから突然、19日の阪神戦での先発を告げられた。

 「ビックリしました。こんなに早くチャンスをもらえるとは思っていなかった…」


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