東京ガスが最後の代表枠を勝ち取る、難波剛太投手、山崎雄飛投手、石川歩投手で1失点

難波剛太, 山崎雄飛, 東京ガス, 石川歩, 岩佐海斗

 都市対抗野球東京2次予選、第4代表決定戦は、東京ガスが鷺宮製作所を下して都市対抗出場を決めた。

 東京ガスは第3代表決定トーナメントで146km/hを投げる石川歩投手が2回途中にマウンドを降りるなど、鷺宮製作所に0-5と完封負けを喫していたが、この日は先発した難波剛太投手が4回途中まで1失点に抑えると、2番手で登板した山崎雄飛投手も8回まで無失点に抑える好投を見せた。そして9回は石川歩投手がリベンジとなるマウンドで140km/h後半のストレートと2種類のシンカーを投げて無失点に抑え、2-1で勝利した。

 石川投手は中部大出身の速球派投手、山崎雄飛投手も中央大で149km/hを記録しており共に3年目の速球派投手、難波投手は明大出身の2年目で、それぞれ実力が高くドラフトに指名される可能性のある投手。都市対抗に出場した事でそのチャンスが膨らみそうだ。

 岩佐海斗投手はヒジの状態が悪く登板しなかったという。期待の187cmの大型右腕だが、まだ調子の波が大きく、ケガの状態も気になる。

 マウンド付近にできた、東京ガスナインの歓喜の輪。その中心で体を躍らせたのは、九回から登板し、1回を無失点で締めた石川だった。

 この3年目右腕こそ、本大会出場の立役者だ。通常は先発型で、前日の明治安田生命戦も先発で試合を作った。最速140キロ台後半の直球に、落ちる角度の違う2種類のシンカーを操り、「良くても悪くても抑えるのが仕事」。菊池監督も「最後は石川に託すと決めていた」と信頼を置き、1点のリードを背負った緊迫した展開で最終回を任せた。

 この日は石川につないだ投手陣も踏ん張った。エース岩佐のひじの状態が悪く、先発を託された難波が4回途中まで1失点。2番手の山崎も六回2死一、二塁のピンチで藤田をチェンジアップで空振り三振に仕留めるなど八回まで無失点で切り抜けた。鷺宮製作所とは28日の敗者復活2回戦でも対戦し0−5で敗れたが、その時に登板してつかんだ「縦の変化球に弱い」との感触を生かした。春先は不調だった山崎は「ようやく恩返しできた」。最後の最後で選手層の厚さを見せつけた。

 昨年は都市対抗も日本選手権も出場を逃した。「今年は雪辱するとみんなで誓った」と山崎。悔しさも原動力に変えた東京ガスが最後の1枠に滑り込んだ。


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