エディオン愛工大OB・BLITZの沼田拓巳投手、チームや協会に無断でドジャースと契約、永久追放も

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 エディオン愛工大OB・BLITZの沼田拓巳投手がドジャースとマイナー契約を結んだが、揉める事になりそうだ。

 沼田投手はシーズン中にもかかわらず、監督に無断で契約を交わしていた事がわかった。従って、日本野球連盟の登録抹消を行っておらず、社会人野球から2年が経っていない時期のプロリーグと契約を結んだことになる。

沼田投手は2012年に名古屋産業大に入学したものの中退し、2013年からエディオン愛工大OB・BLITZに所属していた。社会人1年目の大卒扱いで、プロ入りするには社会人に2年間在籍しなければならず、プロ側も今年のドラフト会議では指名できない。ドジャースもそれを知っていて紳士協定を違反しての契約となった。

 韓国では2012年にMLB・オリオールズが高校2年生だった金聖民投手(現日本経済大1年)と契約を結び、韓国プロ野球はオリオールズ関係者の韓国国内球場の立ち入りを禁止し、金投手を韓国球界から永久追放した。日本プロ野球のルールでは田澤投手がアマチュアから直接メジャー入りしたことから、海外のプロチームを退団後社会人の場合には2年間は国内に復帰できないという「田澤ルール」があるものの、今回の件では紳士協定だったり日本野球連盟での罰則であり、メジャー側の行為を防ぐ手段は無い。

 日本野球連盟の理事会で対応を決めるというが、日本プロ野球としてもメジャーリーグに強い態度を示さなければ、紳士協定など簡単に破られる恐れもある。来年の安楽智大投手など、メジャー球団の関係者が日本のプロ球団が接触できない時期に接触する可能性も考えられる。

 金聖民投手の例を見ても結局、アメリカ球界入りはできず、韓国球界を追放され、今は日本の大学で1年生としてプレーしている。誰も得をせず、みんなが不幸となる結果を招く。メジャーリーグも選手側もその点を認識しておく必要がある。

 社会人野球の「エディオン愛工大OB BLITZ」でプレーしていた沼田拓巳投手(19)が、大リーグのドジャースとマイナー契約を結んだことについて、社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)は17日、ドジャースに対して異例の抗議声明を発表した。

 JABAはドジャースが同クラブの代表者の了解を得ずに交渉し、社会人登録を抹消していない沼田と契約したことなどを問題視。近く常務理事会を開いて対応を協議する。クラブ側は契約したことを知らされていなかったという。沼田は岐阜・大垣日大高出身で、名古屋産大を中退した社会人1年目。大卒扱いとなるが、日本野球機構(NPB)との申し合わせで2年目まではドラフト指名できない。JABAは「登録抹消の手続きも行われないまま、NPB傘下の球団が獲得できない選手と契約したことは、非常に遺憾」とコメントした。

  韓国野球委員会(KBO)が先月30日にオリオールズとマイナー契約を結んだ高校2年生のキム・ソンミン投手(17)を韓国球界から永久追放したと、一部の韓国メディアが伝えた。

 同投手の契約をめぐっては、KBOが大リーグ機構(MLB)に正式に抗議。今後に遺恨を残す結果となっている。

 キム投手はジュニアの韓国代表にも選ばれている、韓国高校球界のトップ左腕。韓国ではプロ球団がアマチュア選手と交渉できるのは、高校、大学ともに最高学年の選手のみに限定されているため、今回の契約は大反発を呼んでいる。

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