大阪ガス・酒居知史投手が147キロ復調投球、阪神、巨人など10球団視察

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社会人のドラフト上位候補ながら今年は調子が悪く苦しんでいた大阪ガスの酒居知史投手が、日本選手権予選で8回1失点の好投で復活の投球を見せた。10球団のスカウトが視察し、阪神は5人態勢で視察をした。

社会人トップクラス右腕

酒居知史投手は大体大時代から注目されていた投手で、昨年は社会人1年目ながらチームのエースとして都市対抗でチームを準優勝に導いた。最速148キロの速球があり変化球のコントロールも良く先発として抜群の安定感を見せ、今年の社会人ドラフト候補では東京ガスの山岡泰輔投手と酒居投手がドラフト1位候補に挙げられていた。

しかし今シーズンは、プロ入りに向けて2段モーションの指摘が受けるかもしれないフォームを矯正しようとしたがそれで腰を痛めると、3月の東京スポニチ大会でも球速もコントロールも悪く、春のJABA大会も良くない状態が続いていた。今年の都市対抗本選では1回戦の西濃運輸戦で2番手として登板し、5回を2安打4奪三振3四球で無失点に抑えたものの、昨年に比べてフォームの躍動感がなく球速も140前半どまりだった。プロ球団も当初はドラフト上位候補に名前を挙げていたが、徐々にその名前が聞かれなくなっていった。

その酒居投手がこの日の日本選手権近畿地区予選の新日鐵住金広畑戦で先発すると、最速は147キロを記録し、8回1安打無失点の好投を見せた。酒居投手は「去年を100とするなら、まだ50~60くらい」と話したが、徐々に調子は良くなっているようだ。

プロの注目度は高く

この日は10球団のスカウトが視察し、阪神は5人態勢で視察をした。巨人も山下スカウト部長が視察、「実績もあるし、状態が戻れば上位もある」と話した。まだ昨年の状態に戻ったという事ではないようだが、今後戻ってくる可能性は高そうで、2位か3位で指名してくる球団はあるかもしれない。

ドラフトイヤーとなった今年は不運にも状態が悪かったが、それでもやはり「来年に」という事にはならないのが酒居投手だと思う。昨年の状態であればドラフト2位以内で消えるのは確実だった。これから秋の投球が良ければ2位以内で指名となりそうだ。

2016年度-社会人投手-右投のドラフト候補リスト

今は不安が解消され「腰はもう大丈夫です。でも決め球の精度とか、まだまだ上げていかないといけない」と力を込めた右腕。視察した巨人・山下スカウト部長は「実績もあるし、状態が戻れば上位もある」と語っていた。

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