東京新大学リーグは春のリーグ覇者・共栄大が長谷川亮太選手の2試合連続弾で勝ち点を挙げると、東京国際大は2年生の柴田祐斗投手が146キロの速球で11奪三振完封勝利を挙げた。次節となる9月10日にはいよいよ創価大が初戦を迎え、田中正義投手の投球に注目される。
リーグ全体盛り上がり
東京新大学リーグは創価大の田中正義投手や流通経済大の生田目翼投手が注目されたが、春は共栄大が初優勝を飾るなどリーグ全体が盛り上がりを見せている。
開幕した秋季リーグ戦でも春の覇者・共栄大が強さを見せ、大学野球選手権の中央学院大戦で右方向にホームランを放った長谷川亮太選手が、開幕戦とこの日の2戦目にもホームランを放ち、公式戦3試合連続ホームランとなった。
また春に優勝争いをした東京国際大は2年生の148キロ右腕・柴田祐斗投手が先発すると、146キロのストレートとスライダーで高千穂大から11三振を奪い完封した。柴田投手は春も球速で注目されたが「春は真っすぐばかりでしたが、スライダー、カーブでストライクが取れるようになりました」と話した。骨盤周りを柔らかくして軸足でまっすぐ立てるようにフォームを改造して制球力が増した。
注目の次節
次節となる9月10日には創価大と流通経済大が初戦を迎える。創価大は今年のドラフト会議の本命・田中正義投手がオープン戦でも登板をしており、その登板に大勢のスカウトが集まりそうだ。またドラフト指名確実と言われる151キロ右腕・池田隆英投手が実績を残すかも注目される。
流通経済大のドラフト候補・生田目翼投手は春は全く登板しなかったが、現在もオープン戦などで登板は無いようで、その状態が心配される。生田目投手は155キロの投球はもちろんだが、打撃でも高いセンスを持つ選手で、打者としての出場があるのかにも注目される。
長谷川選手や柴田投手など、ドラフト注目の4年生が抜けても数年間はリーグに注目が集まりそうだ。
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