昨年、創部65年目にして初の都市対抗出場を果たしたきらやか銀行、そのエースだった小島康明投手が「絶対にプロに行く」と意気込みを見せる。
昨年はプロからの調査書は届かず
小島康明投手は178cm84kgの右腕で最速は144キロを記録し、回転の良い球で空振りを奪える。下妻二高校から東農大に進むと、大学4年春の東都2部リーグ開幕戦の立正大戦で先発し、8回4安打11奪三振3四死球1失点で完投勝利を挙げていた。
きらやか銀行では2年目の昨年の都市対抗予選・第一代表決定戦で日本製紙石巻3を3安打8奪三振完封し、3試合に登板して3勝の活躍でチームを初の都市対抗出場に導いた。本選でも初戦でパナソニックと対戦、先発した小島投手は8回まで無失点を続けるも9回に2失点し同点に追いつかれ、8回1/3で5安打8奪三振2失点で降板した。しかしチームは延長13回に勝ち越して勝利、全国大会1勝を挙げた。
それでもプロ入りを希望していたが、ドラフト前にはプロからの調査書は1通も届かず「まだ力が足りない。もっと上を目指す」と決意を新たにしていた。
2年連続都市対抗目指す
そして小島投手は「絶対にプロへ行く。都市対抗に出て目立たないと始まらない。自分の成長がチームの勝利にもつながる」と話し、2年連続都市対抗出場と、プロ入りの夢を叶える事を誓う。
そのために、「投球術には自信がある。平均速度を140キロ前半にまで上げて、最速も147、8キロまで持っていけば緩急の幅がもっと大きくなる」と話し、下半身中心に鍛えて体重は84kgまで増えている。今年のキャンプは瞬発系のトレーニングを行い、「既に下半身はできている。去年より直球が良くなっている自信はある」と話した。
「プロに入るのが目標じゃなくて、活躍するのが目標。プロ3年目で1億円プレーヤーになるぐらいじゃないと」と話し、目標はプロで活躍する事、強気を通し続けてプロまでたどり着きたい。
「絶対にプロへ行く。都市対抗に出て目立たないと始まらない。自分の成長がチームの勝利にもつながる」。全国デビューとなった昨年の都市対抗初戦は、パナソニック(大阪)相手に8回まで無失点と好投。絶好のアピールだったが、プロ球団から届くドラフト前の調査書は1通も来ず「まだ力が足りない。もっと上を目指す」とさらなる飛躍を誓っていた。
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