最速154キロを投げ注目されているNTT東日本の西村天裕投手がこの日、国士舘大とのオープン戦で先発し、5回をパーフェクト5奪三振の圧巻の投球を見せた。横浜DeNAスカウトが絶賛をしている。
ドラフト上位候補投手
西村天裕投手は帝京大時代に154キロの速球を投げ、首都大学リーグ屈指のエースとして注目されていた。2015年のドラフト会議でも上位指名が予想されたが、ドラフト直前に左ひざ前十字じん帯損傷の大ケガをして、指名を回避されNTT東日本に進んでいた。
その故障も順調に回復すると、昨年は夏以降から登板をし始め、秋には主にリリーフとして150キロ級の球を投げ、今年のドラフト上位候補の一人となっていた。
そしてこの春、NTT東日本は平成国際大、日大などとオープン戦をしたものの西村投手の登板がなく心配されたが、この日の国士舘大戦で先発をすると、最速149キロの速球と得意のスプリット、スライダー、そしてカットボールを交え、5回をノーヒット無四球、5つの三振を奪うパーフェクトピッチング、圧巻の投球を見せた。
この日は横浜DeNAの武居スカウトが視察し、「今の時期でこれだけ出ていれば十分。真っすぐのスピードは、社会人屈指」と話し、「上位候補になる」とドラフト上位候補の評価をした。
西村投手は「膝は全く問題ない。社会人で学ぶことは多いし、遠回りじゃなかった」と話し、社会人でさらに成長できていることを実感している。今年は先発として都市対抗などで活躍し、大学時代の評価以上の順位でプロ入りをする事になりそうだ。禍を転じて福と為す。
「膝は全く問題ない。社会人で学ぶことは多いし、遠回りじゃなかった」。視察したDeNAの武居邦生スカウトは「今の時期でこれだけ(球速が)出ていれば十分。上位候補になる」と評価していた。
今秋のドラフト上位候補の最速154キロ右腕、NTT東日本・西村天裕(たかひろ)投手(23)が20日、オープン戦初登板となる国士舘大戦(船橋)に先発し、5回を無安打無失点無四球。5三振を奪う“完全投球”を披露した。
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