社会人野球のJABA日立市長杯は準決勝が行われ、日立製作所は154キロ右腕の鈴木康平投手が先発し、JX-ENEOSを9回7安打8奪三振2失点に抑え、7-2で勝利した。
粘りも見せる
この日の試合は強豪のJX-ENEOSが相手だったが、先発した鈴木康平投手は初回、2本のヒットでピンチを背負うも2つの三振を奪い無失点で立ち上がる。2回には4四死球で押し出しの1点を与え、4回には3本のヒットで1失点するもそれ以降は安定感を見せ、7回から8回にかけて4者連続三振を奪うなど終盤になるほど良い投球となった。
9回もヒットと四球でランナーを背負ったものの併殺打に打ち取ってゲームセット、9回を投げて139球、7安打5四死球8奪三振で2失点という内容だった。
鈴木投手は千葉明徳時代に185cmの長身から146キロを投げる投手として注目されたが、制球に課題があった。その後、国際武道大でも4年時などに好投を見せ注目をされたが、プロ志望届を提出したもののドラフト会議での指名は無かった。
今年は社会人2年目で再びドラフト解禁となる。この日、先発し粘りの投球を見せて、JX-ENEOSを破った事は、非常に大きな自信になると思う。今後、都市対抗予選や本選で好投を見せれば、今度こそドラフトで指名される事になりそうだ。
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