そろそろ都市対抗野球の季節!?プロ注目選手は?

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都市対抗野球といえば、本戦が毎年7月に行われる、社会人野球の夏の風物詩の一つ、今年は7月13日から開催される。しかし、その本戦出場に向けた戦いは、すでに始まっている。

1次予選が各地で続々スタート

4月1日に奈良での1次予選が開幕し、京都、大阪、滋賀、沖縄など九州などで既に戦いが始まっている。5月に入るとほぼ全国で1次予選が行われ、2次予選もスタートし本戦出場チームが決まってくる。

毎日新聞では、「月刊都市対抗」として、今年の都市対抗野球で注目されそうな選手を紹介しており、今月はNTT東日本の堀誠投手、新日鐵住金広畑の坂本光士郎投手、JX-ENEOSの鈴木健矢投手が取り上げられている。

NTT東日本・堀誠

NTT東日本・堀投手は、186cmの長身から最速145キロの速球を投げる。立正大時代は黒木優太投手(2016年オリックスドラフト2位)と共に、東都2部リーグながらWエースとして活躍をした。140キロ前後の角度があり伸びのあるストレートと、カーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシーム、カットボールといった多彩な変化球を持つ。「力みのない状態で投げる138キロぐらいが最も切れがいい」と話すように、キレの良い球で勝負をする。

昨年の都市対抗では1年目だったが、都市対抗本戦の1回戦・三菱重工神戸・高砂戦で先発し、6回まで2失点に抑えると、東芝との準決勝でも先発して6回途中まで無失点、チーム36年ぶりとなる都市対抗優勝に貢献し、若獅子賞を獲得した。日本選手権でも1回戦と準々決勝に登板しベスト4入りに貢献した。

黒木投手がプロ入りしたことについて、「社会人が遠回りでなかったことを証明したい」と話し、今年1年間でさらに飛躍してプロ入りし、黒木投手と競っていく。

新日鐵住金広畑・坂本

新日鐵住金広畑の坂本光士郎投手は、4月15日に行われたJABA岡山大会のHonda熊本戦で148キロを記録し、プロのスカウト陣に高い評価をされている。180cmの左腕投手で、現在の体重は72kg、もっと体も強くなりそうな投手で将来性も評価されている。

如水館高校出身で、2年生の夏、2011年の甲子園に控え投手として出場をしたものの、2回戦の東大阪大柏原戦で先発をし2回途中1失点で降板した。高校時代は球速は120キロ台が多かったが、日本文理大では球速アップを目指し、10キロ以上アップして140キロを記録するようになった。

社会人に進むと1年目で主戦となった。それでも都市対抗では日本生命の補強選手として出場し、三菱日立パワーシステムズ戦で1点リードの場面で登板したものの、3連打を浴びて逆転され、悔しいマウンドを経験した。秋の日本選手権ではJR東日本東北を8回途中2失点と好投した。チームは完全試合をされて敗れたものの、エースとしての役割を果たせるようになっていた。

先日にHonda熊本戦でも7回途中で6安打4失点とまだ満足いくピッチングではないだろう。しかし、148キロを投げる左腕として、プロが注目する投手となっているのは間違いなく、都市対抗ではその左腕に注目が集まる。

JX-ENEOS・鈴木

JX-ENEOSの鈴木健矢投手は木更津総合から入り、今年3年目となる。高校時代に、中日の又吉投手を参考に腕を横に変えたところ、それまで出ていなかった球速130キロを記録し、社会人入りしてからは145キロまで伸ばしている。

昨年秋は台湾のウインターリーグに出場し、JR東日本の田嶋大樹投手と同室となりいろいろなアドバイスをもらった。そして今年、4月13日の日立市長杯では先発して8回を4安打2失点と好投し、先発としての手ごたえをつかんだ。

都市対抗は1年目に三菱日立パワーシステムズ横浜の補強選手として出場しただけで、昨年は出場はできなかった。高卒3年目となる今年は、プロ入りを目指しており、社会人野球最後の年でのチームでの都市対抗出場を目指す。東京ドームの舞台で大きく羽ばたいてほしい投手。

2018年度-社会人投手のドラフト候補リスト

 

 

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