トヨタ自動車・富山凌雅投手に10球団、阪神2軍を5回3安打1失点

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トヨタ自動車が阪神の2軍と交流戦を行い、ドラフト候補左腕の富山凌雅投手が5回3安打1失点の好投を見せ、ドラフト上位候補に再浮上した。

143キロも

富山凌雅投手は高校卒3年目の投手で九州国際大付時代からプロも注目していたが、社会人2年目の昨年の日本選手権で13回2/3を投げて18奪三振を記録し、今年の社会人左腕投手の筆頭候補として注目されていた。

しかし、今年は春からピリッとした投球ができず、都市対抗でも登板することができなかった。「ドラフトを意識しすぎて調子を落としてしまった」と話す。しかし現在は、「考えないようにして今、ようやく状態がよくなってきた」という。

この日は阪神2軍との交流戦で先発すると、最速は143キロながらキレのあるストレートで、次々と飛球を打ち上げさせ、15アウト中11個をフライでアウトにした。キレについて、「ここ最近では一番、よかった」と話した。

この日は阪神のスカウトが3人態勢で視察したほか、巨人、埼玉西武、北海道日本ハムなど10球団のスカウトが視察し、富山投手は「結果的にはアピールできたんじゃないかと」と、手ごたえを見せていた。

今年は高校、大学、社会人すべてで左腕の投手の候補が少なく、また社会人投手は、全体的に候補が少ない。富山投手は春先のスカウト会議では上位候補に名前が出ていたが、夏前後は名前が挙がっていなかった。しかし、ここへきて再評価されるような投球を見せ、今後の練習試合でもスカウトがチェックをすることになりそうだ。高卒3年目で若さもあり、左腕投手のほしい球団は2位か3位で指名するところもあるかもしれない。

2018年度投手-左投のドラフト候補リスト
2018年度-社会人投手のドラフト候補リスト

ネット裏には10球団のスカウトが陣取り、阪神も3人態勢で視察。横山が左肩を手術し、高橋遥も左肘痛から復調の兆しが見えていない。先発型の即戦力左腕は今秋ドラフトで重要な補強ポイントとなる。球団関係者は「大学、社会人はこの秋を見てから」評価する方針を語っており、今後もマークを続けていく。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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