東海理化・立野和明投手に日米13球団40人スカウト、巨人・中日「ドラフト上位」

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最速152キロの速球を投げ、ドラフト上位候補に名前の挙がる東海理化の立野和明投手が東京スポニチ大会で登板し、国内12球団とメジャー1球団、合わせて40人のスカウトが投球を視察した。

13奪三振2失点完投勝利

立野和明投手はこの日のパナソニック戦で先発すると、最速は148キロを記録し6回まで無失点、7回と9回に1点を失ったものの、9回まで142球の気迫の投球を見せた。4つの四球を与えたものの9回5安打13奪三振で2失点、力のあるストレートに変化球のコンビネーションも良かった。

角度のある球を突き刺すような引く目のストレートの強さは、本来ならばもっとあると思うが、この日はフォークボールにパナソニックのバッターが空振りををした。

この日は国内12球団の他、フィリーズのスカウトが訪れ、立野投手を次のように評価している。

○中日・中田スカウトディレクター:「今日は変化球の制球がよく、試合をつくれた。上位候補なのは間違いない。本来の調子で球威が出てくれば、1位候補の可能性もある。期待値は高い」

○中日・米村チーフスカウトは:「フォークがあるので三振がとれる。もちろん上位」

○西武・潮崎編成ディレクター:「ポテンシャルの高さを感じる。変化球も何でも放れて、十分でしょう」

○西武・前田スカウト部長:「イメージとしてはまさにウチの西口タイプ。でも大学時代にフォークを投げてなかったから、その時点と比べると立野は楽しみ」

○阪神・畑山統括スカウト:「初戦としては上々。まだ高卒3年目で、この時期にしてはスピードも出ていた」

○巨人・長谷川スカウト部長:「腕の振りがいい。先発完投型の上位候補」

○巨人・青木スカウト:「バランスがよく、立ち姿、右腕のしなりは(元巨人の)河原純一さんのよう。フォームにタメができ、球のキレが増してきた。スタミナもあり、先発完投タイプ」

○東北楽天・後藤アマスカウトグループマネージャー:「真っすぐはコンスタントに140キロ後半、候補としての実力はあります」

○千葉ロッテ・小林スカウト「社会人1年目から見ています。カットボールやスライダーのコントロールが素晴らしい。

愛知県出身で中部大第一高校から東海理化に進み3年目の若い投手、昨年に152キロを記録して注目されたが、今年は冬にソフトバンク・千賀投手のフォームを参考にタメを作るフォームを習得中、これによってフォークボールの落ちがさらに良くなった。まだこの日は常にセットポジションから投球をしており、それでも最速は149キロを記録した。このフォームをしっかりと固められれば、球速も自己最速を更新するようになりそうだ。

地元中日の他、本格派右腕で、先発の即戦力候補として多くの球団が注目する。今年1年間、大いに注目される投手となる。

2019年度-社会人投手-右投のドラフト候補リスト
2019年度-社会人-愛知県のドラフト候補リスト

「三振を狙って取れるようになってきた。落ちる球の方が空振りを取りやすい」。スプリットを真ん中から落とすイメージを持ち始めてから腕が振れ、精度が上がったという。昨オフから左足を上げてから一呼吸置き、リリースするフォームにも取り組んできた。
「同郷(愛知)の千賀さんを参考に、右足をためて(球に)重さを加えたかった。リリース前で1回押し込めるんです」

ネット裏には日米13球団40人超のスカウトが集結。地元のホープに、中日・中田スカウトディレクターは「今日は変化球の制球がよく、試合をつくれた。上位候補なのは間違いない。本来の調子で球威が出てくれば、1位候補の可能性もある。期待値は高い」と今後も注視する方針を示した。

巨人・長谷川スカウト部長は「腕の振りがいい。先発完投型の上位候補」と評価。西武・前田スカウト部長は、「イメージとしてはまさにウチの西口タイプ。でも大学時代にフォークを投げてなかったから、その時点と比べると立野は楽しみ」、地元の中日・米村チーフスカウトは、「フォークがあるので三振がとれる。もちろん上位」と話していた。

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