東芝・宮川哲投手、7回12奪三振完投に広島・苑田スカウト部長「このままいけば1位候補」

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東芝の152キロ右腕・宮川哲投手がセガサミー戦で先発すると、7回を投げて無四球で12奪三振1失点の好投を見せた。視察した広島の苑田スカウト部長がドラフト1位の評価をしている。

即戦力級

宮川哲投手は東芝の2年目右腕で、最速151キロの速球を投げる。この日のセガサミー戦では初戦の先頭打者にホームランを浴びたものの、2回以降は立ち直り、7回までを6安打12奪三振1失点、無四球のコントロールの良さも見せて、コールド勝利を手にした。「立ち上がりはバランス、タイミングが悪かった。でも修正できました」と話した。

ストレートは149キロを記録、そしてカーブ、カットボール、フォークを織り交ぜる投球で、セガサミーを寄せ付けなかった。この日は大勢のスカウトが視察に訪れていたが、特にカットボールのキレについて評価をしており、広島の苑田スカウト部長も「あんなカットを投げるのはプロにもいない。キュッと切れる。真っすぐのキレもいい。今でも使えますよ。」と話し、「即戦力級。この投球が続けられれば1位候補」と最高の評価を示した。

宮川投手は秋のドラフト会議について聞かれると「がんばります」と話すだけだったが、「今日は完封するつもりだった。次からはいい投球をしないと」と話し、これからの試合も好投を続けることを誓った。

秋のドラフト会議では、2位までに消えるとみられる。

2019年度-社会人投手-右投のドラフト候補リスト

初回先頭に被弾したが、以降は立ち直って快投。自己最速にあと2キロと迫る149キロを軸に、カーブ、フォークを交えて三振の山を築いた。「入りが悪かったがうまく修正できた」。広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「即戦力級。この投球が続けられれば1位候補」と高く評価した。 

宮川は「立ち上がりはバランス、タイミングが悪かった。でも修正できました」と振り返った。プロを志望している。ドラフト解禁となる今季については「頑張ります」とだけ話した。

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