東北公益文科大・石森大誠投手は熊本ゴールデンラークスへ

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東北公益文科大でこの秋のリーグ戦で優勝に貢献した149キロ左腕・石森大誠投手が、熊本ゴールデンラークスに進む。他にも東海大北海道の148キロ右腕・宮澤怜士投手、真颯館高校の150キロ右腕・武内未来投手など、そうそうたるメンバーが加入する。

新たな活動をする熊本ゴールデンラークス

熊本ゴールデンラークスは、地域のスーパーマーケットチェーン、鮮ど市場がオーナーのチームで2005年に創部されると2007年に都市対抗に出場した。元々は「熊本県民に愛されるチームになってほしい」という願いで企業名をいれていなかったが、2016年に鮮ど市場ゴールデンラークスになっていた。熊本地震の際には選手が地域の活動を助け、2016年の都市対抗では本戦出場はできなかったものの、総理大臣賞として表彰されている。

そのチームは今年春に再び熊本ゴールデンラークスに名前を戻し、拠点も熊本市から合志市へと移した。そして、U18,U15のチームを創設することを発表し、高校野球とは別の道を作るとした。また昨年の秋には静岡・湖西の145キロ右腕・水野喬日投手やれいめいの143キロ左腕・松江優作投手、敦賀気比の阪口竜暉選手といったプロが注目した選手が加入し、本格的に全国の有望選手が加入するチームとなっている。

そして今年はさらにすごいメンバーが加わる。WEBサイトでは今年の新入団選手が発表されているが、東農大北海道の宮澤怜士投手は167cmながら最速148キロの速球を投げ、真颯館高校の武内未来投手も150キロを記録する。さらに、プロが注目した149キロ左腕、東北公益文科大の石森大誠投手も入部が決まった。

石森投手は今年秋に主将として、エースとして大学を10季ぶり2度目のリーグ優勝に導いた。149キロのストレートに変化球もコントロールされ、リーグ戦では通算10勝4敗、104回を投げて121奪三振と三振を奪える左腕投手として注目されていた。

しかし、ドラフト会議では大学初のプロ野球選手を目指して指名を待ったものの指名はされなかった。また、先日行われた東北地区大学野球選手権でも仙台大戦で先発したが3回途中7安打5失点で降板し、「調子が良かったのに思うような投球が出来なかった。体づくり、試合に臨むブルペンでの投球を見つめ直したい」と話していた。それでも「この先も野球は続けていくし、上に行けば行くほど球のキレがもっと重要になる。社会人ではすべての面でレベルアップしなくてはならない」と前を向き、熊本の地で再びプロ野球を目指す。

また熊本ゴールデンラークスには他にも、161cmと小柄だがセカンドまで1.7秒台を記録するという日章学園の深草駿哉捕手、長崎海星出身で日体大でベンチ入りしていた高山凌選手、宮崎産業経営大で大学野球選手権でホームランを放った境田光希選手、西南学院大学で今秋に首位打者となった水本大志選手、真颯館高で最速146キロを記録したこともある外野手の松尾堅成選手など各ポジションの有望な選手が入り、着々とチーム作りが進んでいる。

若い選手が力を付けたチームが都市対抗などに出場し、プロへと飛び立つ選手が出てくるのも時間の問題だろう。

熊本ゴールデンラークスのドラフト候補選手の動画とみんなの評価
Gラークス Site

プロ志望届を提出したが、17日のドラフト会議で指名漏れ。同大初のプロ野球選手誕生はかなわなかったが「この先も野球は続けていくし、上に行けば行くほど球のキレがもっと重要になる。社会人ではすべての面でレベルアップしなくてはならない」と2年後の指名に再挑戦する。

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