東京都企業春季大会ではセガサミーが東京ガスと対戦し、152キロ右腕の森井絃斗投手が先発した。
苦しみながら
この日は初回に制球が定まらず、ヒットと2四球で1アウト満塁のピンチを背負った。しかし、ここで先制点を与えない森井絃斗投手らしい粘り強いピッチングを見せた。2回は三人で終えたものの、3回以降も毎回ランナーを背負うピッチングだったが5回まで無失点を続け、6回と8回にそれぞれ1失点をしたものの、7回1/3で7安打6四死球も2失点、6つの三振を奪う意地も見せた。最速は147キロだった。
森井投手は「チーム最初の試合で勝てて良かった。フォークを使えるようになって余裕もできた」と話し、プロでも活躍するセガサミーの先輩・森脇亮介投手(2018年ドラフト6位)から教わったフォークボール使い、深めのフォークで三振を奪い、浅めのフォークで内野ゴロに打ち取った。
森井投手は板野高校時代に150キロを記録しプロも注目した。しかしプロ志望届は出さずに、3年でドラフト指名解禁となる社会人野球のセガサミーに進んだ。「今日もそうだが、僕が一番投げてチームがしっかり勝つことが大事。その上でプロに行けたら」と話す。
森井投手は152キロのストレートを投げるが、真っすぐでバンバン三振を奪うのではなく、重い球で押し込んで打たせて取るようなスタイル。この日は6四死球は多かったが、ランナーを背負っても粘りで抑えていく。
トヨタ自動車の栗林良吏投手、Hondaの小野大夏投手、三菱日立パワーシステムズの伊藤優輔投手などと共に社会人BIG4として注目したい。
プロ志望届は提出せずに社会人入りを選択し、今年が解禁年。「きょうもそうだが、僕が一番投げてチームがしっかり勝つことが大事。その上でプロに行けたら」と話した。
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