中日がドラフト上位候補に挙げるなど注目されているHonda鈴鹿の151キロ右腕・松本竜也投手が、都市対抗東海地区2次予選のヤマハ戦で8回から登板した。
ホームラン被弾
3点をリードした場面でのリリーフ登板だったが、松本竜也投手はいきなり142キロのストレートをスタンドに運ばれると、続くバッターには四球を与えてしまう。2アウトを奪ったものの、ここで降板を告げられた。2/3回を投げて1安打1四球1失点だった。
松本投手は智弁学園出身で、2年春のセンバツではチームは優勝したものの、ベンチ入りをしていたが登板は無かった。Honda鈴鹿に進むと球速は151キロを記録するまで伸び、また捕手も捕れないというフォークボールを武器にする。3年目の今年はスライダー、カーブに加え、カットボール、チェンジアップを習得してきた。
この日はその力が発揮できず、巣tろえーとも146キロ止まりだった。「全体的に良くなかった。制御できなかった。一打で相手に流れが行ってしまったので反省したい」と話した。
12球団38人スカウト視察
この日は12球団38人のスカウトが視察に訪れていた。中でも、今年初めのスカウト会議で、ドラフト上位候補に名前を挙げていた中日は、5人態勢で視察をした。
中日の米村チーフスカウトは「きょうは打者に合っていたが、本来は球持ちのいいフォームで、真っすぐで空振りを取れる印象がある」と話した。中日・清水スカウトも「こんなものではない」と話し、阪神・熊野スカウトも「いつもはもっと低めに来ている」と、この日の投球は本来の投球ではないと話した。巨人の榑松スカウト部次長は「真っすぐにキレがある。若いし楽しみな選手」と評価をしている。
「上の世界で挑戦したいという気持ちはあります。真っすぐで押していくのが持ち味ですが、今はチームが勝つために何ができるかを考えています」と話し、プロ入りを志望する松本投手、「きょうは足を引っ張ったので、次は助ける投球をしたい」と次戦を見据えた。
高校卒3年目の投手という事もあり、中日を中心にドラフト会議では指名があるものと思われるが、現時点では4位前後という所だと思う。残りわずかな公式戦でどれだけアピールできるか注目したい。
5人態勢で視察した中日の米村チーフスカウトは「きょうは打者に合っていたが、本来は球持ちのいいフォームで、真っすぐで空振りを取れる印象がある」と話した。
視察した12球団のスカウトに実力を示すことはできなかった。先頭打者に本塁打を浴び、次打者には四球。何とか2死までこぎ着けたが、塁上に走者を残したまま降板した。「直球が浮いていた。自分で制御して、抑えていかないといけない」。この日の最速は146キロ。生命線となる低めへの制球力を欠き、苦しい投球を強いられた。
プロ12球団38人が視察に訪れ、巨人・榑松(くれまつ)スカウト部次長は「真っすぐにキレがある。若いし楽しみな選手」と期待を寄せた。
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