トヨタ自動車の嘉陽宗一郎投手が148キロを記録、大学1年時の最速を6年ぶりに更新

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都市対抗野球2次予選で第1代表で本戦出場を決めたトヨタ自動車、187cmの長身右腕として注目される嘉陽宗一郎投手が148キロを記録し、亜細亜大1年で記録した147キロを更新したことが分かった。

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ストレート

嘉陽宗一郎投手は松山聖稜から亜細亜大に入学すると、その大きな体からいきなり147キロを記録し、3年後のドラフト1位候補と大いに注目された。しかし、大学野球の中で試行錯誤をする中で、3年秋には3勝0敗、4年春には2勝0敗を挙げるなど東都リーグ通算10勝を挙げたものの、球速は遅くなっていった感じがあった。

大学4年時のドラフト会議ではプロ志望届を提出したものの指名漏れとなり、トヨタ自動車でも戦力として活躍したものの、ドラフト解禁となった昨年も球速は144キロが最速で、指名はされなかった。

しかし今年は球速アップをテーマにし、これまで行っていた瞬発系の身のトレーニングから、ウエートトレーニングに力を入れた。腕の振りも上から投げおろすイメージからスリークォーターに変え、2次予選では最速148キロを記録し、大学1年時の147キロを6年ぶりに更新した。

2次予選では緊迫した場面にリリーフで登板をしている。東邦ガス戦では9-2とリードしながらも8回1アウト満塁の場面で登板し、ストレートで見逃し三振を奪うと、4番・若林選手にもストレートで見逃し三振を奪った。この日は9回も投げて1回2/3をノーヒット4奪三振。力の戻ったストレートが、嘉陽投手の武器となった。

もちろん、この予選もプロのスカウトが見ていると思う。その中で、リリーフとして使えると考えるスカウトもいると思うが、もし今年、都市対抗本戦がドラフト会議の前にあったなら、今の時点でスカウトなどから名前が挙がっていたのかもしれない。

今年は社会人3年目となる嘉陽投手。ドラフト会議での指名、そして都市対抗本戦でどんな投球をみせるのか注目したい。

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地道な取り組みが実を結んだ。岩崎司投手コーチと話し合いを重ね、今季のテーマに掲げたのが「球速アップ」。従来の瞬発系、遠投というメニューに加え、6月からはウエートトレーニングにも力を入れた。「上から叩き下ろす」イメージだった腕の振りも、スリークオーターに変更。NPB経験者で捕手最年長の細山田武史からは「困ったらアウトローだ」と、口酸っぱく声をかけてもらった。様々な要素が奏功し、昨年は144キロだった最速が、2次予選では148キロをマーク。亜大1年時に計測した147キロを、6年ぶりに塗り替えた。

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