オリックスがドラフト6位で指名した28歳の日本生命・阿部翔太投手が登板したものの、2点タイムリーをヒットを許して敗戦投手となった。それでも登板直後のピンチを抑えるとその後2イニングはしっかりと抑えた。
悔しさを持って
150キロ右腕の阿部翔太投手、大学からチームに入り、6年目となる28歳の右腕は、これまでも都市対抗、日本選手権で先発、リリーフに好投を見せてきた。そして、そんな阿部投手に今年、サプライズのドラフト指名が待っていた。
指名後のお披露目となったこの日、4回2アウト2、3塁という厳しい場面で登板をしたが、最速147キロのストレートで三振を奪い、このピンチを抑えた。その後、5回、6回も無失点に抑え、流れを掴んだチームは7回に同点に追いついた。
しかしその7回裏、1アウト2塁から149キロのストレートを叩かれタイムリー3ベースヒット。さらに続くバッターに初球の変化球を狙われてライト前タイムリーヒットで2点を勝ち越され、チームを勝利に導けなかった。
「追いついてもらったので粘ろうと思っていたが粘りきれなかった。ピンチの場面では球数を使ってボール球や厳しい球で入れば良かった。本当に悔しい」と話した。
阿部選手が入団した2015年、日本生命は都市対抗と日本選手権で優勝という二冠を達成した。しかし、その年にはまだ戦力となれておらず、その後、両大会での優勝はできていない。それでも6年間でチームに貢献を積み重ねた。阿部投手は「メンタル面など技術以外の部分が成長できた」と話す。
堂々とプロに進み、そして社会人野球の選手たちの希望の星として、プロで輝かしい活躍をして、後に続く選手を導いていって欲しい。



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