横浜DeNAがドラフト5位で指名したヤマハの池谷蒼大投手が、都市対抗野球1回戦の日立製作所戦で8回に登板すると、三者連続三振を記録した。
142キロも
池谷蒼大投手は最速147キロ左腕で、主にリリーフで登板し切れの良いストレートとスライダーを武器にする。ドラフト会議で横浜DeNAが5位で指名し、来季はリリーフ左腕として期待されている。この日の日立製作所戦では、9点をリードした8回に登板すると、三者連続三振を奪う力を見せた。
球速は最速で142キロ、今大会は150キロを記録する投手が続出しており、全体から見てやや遅い方だった。しかし、そのストレートにバットが次々と空を切る。先頭バッターを142キロのストレートで三振に斬ると、続く代打二者も、カーブでカウントを奪い、低めへ沈む変化球と140キロのストレートで三振に斬った。
池谷投手は「いい緊張感の中で、長所であるストレートを中心に、しっかりと腕を振って投げることができた。セットアッパーの役割だったので流れを渡さないことを意識していたが、3者三振は自信になった」と話した。それでも「切れと感触は良かった。ここから上げていきたい」と、まだまだ本調子ではないと話す。
「自分の長所はまっすぐだが、プロでは打者のレベルも高くなる。まっすぐを生かしながら、変化球も磨いていきたい」と話し、今大会で更に調子を挙げ、来年に向けてストレートを活かすための変化球を磨いていく。
DeNAは左腕の石田投手がリリーフに入っているが、池谷投手次第では先発に回すことも可能になる。左腕王国だが故障が多くなかなか先発が揃わない中で、故障の少ない石田投手は貴重な存在で、池谷選手の活躍がポイントとなる。




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