昨年の明治神宮大会でチームをベスト4に導き、今年148キロを記録してプロモ注目した白樺学園の片山楽生投手が、NTT東日本に内定した。
ドラフト指名漏れ
片山楽生投手は昨秋の明治神宮大会で140キロ前後ながら伸びのあるストレートを武器に、8回1/3を投げて国士舘高を3失点に抑えて勝利し、ベスト4入りを果たした。
今年に入ると新型コロナの影響で出場を決めていたセンバツ、そして春の大会が中止となってしまったが、その春先に最速148キロを記録しプロも注目した。しかし夏の北北海道大会は初戦でクラーク国際に敗れ、甲子園交流戦でも山梨学院戦で5回4安打2失点と結果を残せなかった。
プロ志望届けを提出し、ドラフト会議で指名を待った。しかし「厳しいと分かっていたが、順位が下がるうちに、もしかしたら呼ばれるのかなという期待も出てきて。終わってみたら指名漏れ。本当に悔しかった」と話した。
その片山投手は、今年の都市対抗で準優勝をしているNTT東日本に進むことが決まった。NTT東日本からは今年のドラフト会議で、佐々木健投手が埼玉西武にドラフト2位で指名されており、来年も153キロ右腕の稲毛田渉投手、火ノ浦明正選手などが注目される。
片山投手は「非常にいい会社に入れてもらえた。高卒新人は自分1人。1、2年目で土台をつくってレベルアップし3年後、ドラフト上位で呼ばれるような選手になりたい」と話す。
おそらく3年後、このページでもドラフト候補として何度も紹介することになるだろう。178cm81kgの体をさらに強化し、あの伸びのある球を140キロ中盤の球速帯で投げたい。


昨秋は、明治神宮大会で4強に入るなど結果を出し、プロの注目を浴びるようになった。春先に最速148キロをマークも、それ以降は思うような成果を出せなかった。今夏の北北海道大会は初戦でクラークに敗退。8月の甲子園交流試合の山梨学院戦も先発し5回4安打2失点と、不完全燃焼に終わった。ドラフト当日は複雑な心境で中継を見つめていた。「厳しいと分かっていたが、順位が下がるうちに、もしかしたら呼ばれるのかなという期待も出てきて。終わってみたら指名漏れ。本当に悔しかった」と振り返った。
コメント