昨年にドラフト会議で注目された片山楽生投手が、日本選手権関東代表決定戦で登板し、1回を無失点に抑えた。
指名漏れ
片山楽生投手は、白樺学園の2年時に明治神宮大会でキレの良い球を投げて注目されると、3年時は新型コロナのためにほとんど試合がなかったものの、球速を147キロまで増し、ドラフト候補として注目された。
しかし、プロ志望届を提出して指名を待ったものの、ドラフト会議で名前が呼ばれず、NTT東日本へ進んだ。
この日は日本ウェルネススポーツ大との試合で6−0の7回に登板すると、ストレートは147キロを記録し、フォーク、カットボール、カーブなどの変化球も投げながら、わずか9球で三者凡退、無失点に抑えた。「自然と力が入って体をコントロールしにくい部分もあったのですが、0で抑えられたのは良かったです」と話した。
この日は、今年のドラフト候補の視察を目当てに複数球団のスカウトが視察をしていたが、横浜DeNAの篠原スカウトは「ボールが強くて体の使い方がうまい。順調に伸びてくれたら入ってくる。今後楽しみな選手」と評価した。
片山投手はプロ入りについて、「簡単に行けないとは思ってます。難しい世界だからこそ、ここでしっかり土台を作りたいです」と話した。そして「良い企業に声をかけていただいた。3年後にプロという目標を叶えたい」と力強く話した。
3年後のドラフトの有力候補となっていそうで、今後も注目をしてゆきたい。
高校3年だった昨夏、甲子園交流試合に出場したが、右肘に不安を抱えていたこともあり、本調子にはほど遠いパフォーマンスに終わっていた。この日、視察したDeNAの篠原スカウトは「ボールが強くて体の使い方がうまい。順調に伸びてくれたら(2年後のドラフト候補に)入ってくる。今後楽しみな選手」と高評価。昨夏からの急成長ぶりに驚きながら、伸びしろに期待を寄せた。
北海道・白樺学園では本格派右腕としてスカウトの注目を集め、昨夏の甲子園交流試合のマウンドも経験。プロ志望届を提出したが、ドラフト会議でその名が呼ばれることはなかった。だが、夢は変わらない。「良い企業に声をかけていただいた。新たに土台をつくっていきたい。3年後にプロという目標を叶えたい」

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