高校を退学し、BBCスカイホークスで最速148キロ右腕に成長した渡辺一生投手に、5球団が注目している事がわかった。
投手としてプロに
渡辺一生投手は神奈川県の有力私学に入学し、1年生の夏には140キロを記録する左腕投手として出場する機会もあった。しかし高校2年となった昨年に左肩に違和感を感じ、投手としての登板をしなくなると、打撃も高く評価されていたため、打者としての出場が多くなっていた。
そして昨年、新型コロナの影響で自粛期間となり、自分自身を見つめ直した事で、「治ったらたぶん投げさせてくれて、1番とかもらえたかもしれないんですけど、やっぱりそういうのがポイントじゃなくて。自分はピッチャーでプロに行きたいなという気持ちが強いので、プロに行くためにはやっぱり他のチームの方がプロに行けるんじゃないかな」と高校退学を決めた。
そして高校生の選手を受け入れるクラブチーム「BBCスカイホークスに昨年10月似入団すると、日本航空高校の通信制に編入した。
そこでは、元ヤクルトの副島監督が指導をし、トレーニングやブルペン投球のアドバイを受けた。そして、東大とのオープン戦では6回1安打14奪三振、最速148キロを記録して一気に話題となった。フォークボールで面白いように三振を奪える投手だが、「副島監督と約束していたのは、冬が終わってから4月くらいからは必ず初球ストレートという、そういう縛りで。プロだとストレートで投げ勝つっていうのが重要らしくて」と、ストレートにこだわる投球をしている。
渡辺投手は今年のドラフトでの指名対象となる。既に5球団が視察をするなど、注目を受けている。プロ野球入りを目指し、甲子園を目指さなかった渡辺投手、ドラフト会議での指名が注目される。
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