セガサミー・横山楓投手、「間に合わない」中で最後のアピール

社会人野球ドラフトニュース 2021年ドラフトニュース

セガサミーの153キロ右腕・横山楓投手が、ドラフト直前に苦しんでいる。この日は2回2/3を投げて1失点と、時間の無いなかで修正をしている。

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ドラフトまで時間がなく

横山楓投手は最速153キロの速球を投げる右腕投手で、今年は日本選手権などでリリーフで力のある球をみせ、社会人のドラフト候補右腕でトップクラス、ドラフトの指名の可能性がある投手と評価していた。

しかし、ドラフト直前の都市対抗2次予選では、明治安田生命戦で1回2/3を投げて3安打5失点、前日の28日の鷺宮製作所戦では1/3で2つの四球を与えて降板した。

その後、体が突っ込んでいる事を自覚したものの、投球フォームの修正は「間に合わない」と判断し、この日は3回途中からリリーフで登板したものの、「力を入れても直球が走らないなら、変化球を使っていこう。7割の力で」と制球重視の投球をした。

2回2/3を投げて3安打1失点、4回にはフォークボールで三振を奪い2つの三振を記録、2つの四死球を出したものの、前日のようにストライクが入らない投球とは変わっていた。

セガサミーの次戦は10月11日でドラフト会議当日となる。12球団ともにすでに指名する選手は決まっていると見られ、この日がドラフト前の最後のアピールの機会となった。

日本選手権くらいの投球ができていれば、ドラフト指名確実と太鼓判を打てたと思う。しかし、今大会の不調さを理解すれば、プロでも選手権くらいの投球ができればリリーフとして活躍できると判断することもできる。

社会人右腕では三菱自動車倉敷オーシャンズの廣畑敦也投手が頭一つ抜けているが、横山投手は2番手くらいの評価はされていると思う。調子が戻ってきた東芝の吉村貢司郎投手とは国学院大の同期で、ともにプロ入りとなるか注目される。

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「1歩1歩だと思います。今日は吹っ切れて投げられました」。2次予選ここまでの2登板は、自慢の直球が走らず、さらに四死球を重ねた。前回登板後、体が突っ込んでいることを自覚。原因は分かったが、投球フォームの修正は「間に合わない」と判断した。「力を入れても直球が走らないなら、変化球を使っていこう。7割の力で」と割り切った。4回2死からは、フォークで空振り三振。力感は減ったが、制球がまとまった。

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